2014-01-01から1年間の記事一覧

高校野球雑感

夏の全国高校野球甲子園大会も大詰めを迎えたが、今回は北信越と東北勢の躍進が特に目立った。その理由として、両地域の各校とも近代設備が充実してきたことや、気候変動で雪があまり降らなくなったことなどあるが、なんといっても大阪や兵庫を中心に野球留…

夏の異変

今年の夏も変だった。夏はまだ終っちゃいないが、過去形にしていいかも。7月下旬から8月の初めにかけて気温がかなり上昇し、猛暑を覚悟したが、台風11号の接近とともに雨が降りつづけ、台風が去った後も天候不順、まるで梅雨空に戻ったかのようだった。 …

できない子にこそ将来性がある

「何を質問していいか分からない」のができない子の特徴だが、なぜそうなるかといえば考え過ぎてしまうからだ。例えば「2+3=5」はあたり前で、それを基礎に数学は成り立つが、できない子はそれがなぜ「5」なのか考えてしまう。 もっと突き詰めるなら、…

何を質問していいか分からない

学校の教室には「できる子」と「できない子」がかならず共存している。勉強のできる子、運動のできる子、勉強も運動もできる子。一方、勉強のできない子、運動のできない子、勉強も運動もできない子。いろんな子供たちで入り交じるのが教室だ。 勉強も運動も…

教育の基本

かつて先生という職業が羨ましかった。長期間の夏休みだけでなく、春休みや冬休みも学生と同じという、ただそれだけの理由からだが…。しかしその後、学校がどんなに忙しいところか、ほとんど休みがないことを知ると、先生へのイメージは180°変わった。 も…

緑に癒される

連日の暑さにバテ気味、疲れた身体を癒したくていろいろ試してみる。部屋にいて手軽に気分転換できるいとも簡単な方法、そのひとつがパソコンの壁紙を変えること。 壁紙はほとんど無料でダウンロードできるので昔から重宝している。季節柄、少しでも涼しくな…

8月は寂しい

一年の真ん中は6月から7月にかけてだが、なぜか一ヶ月遅れの7月から8月の替わり目こそが一年の中間みたい。気が早いけど今年も残りわずかだなぁ、なんて思う。年間を通すと、6月までの前半は薄くて7月以降の後半が濃い印象なのに、8月に入った途端ガ…

虚飾に覆われる世界

自分の裸をしげしげと見つめることがあるだろうか。ふと、そんなことを思いながら振り返ると、自分の裸をゆっくり眺めたことなどほとんどなかったことに気づく。 さて、どこの家にも鏡はあるに違いないが、全身を写す大きな鏡を皆は持っているのかな。かりに…

カッコいい生き方

アメリカン・ニューシネマに『明日に向かって撃て(1969度制作/監督ジョージ・ロイ・ヒル/主演ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード/米国映画)』という傑作西部劇がある。この作品で、これまでほとんど無名だったロバート・レッドフォードが一…

新しいフライパン

台所用品は一度揃えると、よほどのことがない限り同じものをずっと使いつづける。使えば使うほど手に馴染み、多少のキズや汚れも味わい深くなる。なかでも特に鍋とフライパンは台所になくてはならない器具で、この二つがあればほとんどの料理ができるかもし…

革新・リベラルの二大政党

7月13日(日)の滋賀県知事選にて、嘉田由起子前知事の卒原発を継承する三日月大造氏が当選。今の社会状況で、原発再稼働に邁進したがる自公推薦の小鑓隆史氏を破ったことは重要だ。 三日月大造氏は25万3728票。小鑓隆史は24万652票。もう一人…

変になるから素晴らしい

川端康成が若い頃に書いた恋文が発見され話題になっている。一時期婚約していた女性に宛てたもので、なぜか未投函。川端は女性とは一緒になれなかった。「恋しくつて恋しくつて」「何も手につかない」「夜も眠れない」などの言葉が綴られ、小説家川端の切な…

私の巨大な倉庫

私が暮らす金沢市は人口46万ほどの典型的な中核都市だが、全国の数十万人の人口を抱える都市と同様ドーナツ化現象が進み、郊外の巨大なショッピングセンターに人が集中、街の中心部から日用品等を扱う小売店はほぼ消滅した。 食料を中心に生活用品のほとん…

家事労働の大切さ

一年の半分が過ぎてしまった。あまりの早さに、唖然、呆然。この半年、自分はいったい何をしていたのだろう。実績らしきものをほとんど残していないことに気づき、ただ時間を無駄遣いしてきたのではないかと空しさを感じる。 近くの河川敷を歩きながら子供の…

安倍晋三がリベラルから評価される日

小泉純一郎は2001年〜2006年まで日本の総理大臣を務めたが、しかしその5年間で竹中平蔵たちと日本の社会構造を根底から破壊しつくした。総理の在任中、左翼・リベラル陣営は小泉純一郎に対し厳しい批判をつづけた。ところが、東電福島第一原発事故…

オリンピック再考

私は2020年の夏季東京オリンピックに反対だが、オリンピックそのものに反対というわけではない。公平なスポーツの祭典としてオリンピックが世界平和に貢献してほしいと願っている。だがしかし、現状のオリンピックは不平等でイビツなスポーツ大会に堕落…

気持ちの問題

片想いだけど好きになった人、付き合って好意を抱くようになった相手、互いに身体を寄せ合えるほど深い仲になった恋人同士、そして結婚して家庭を築き上げた夫と妻…親密さの度合はそれぞれだが、さて、もし相手が自分の知らないところで他人とセックスしてい…

恋愛とセックス

若い頃は性欲が旺盛でセックスに興味津々、ところが片想いばかりでセックスができないギャップに悶々とする。ただ人生全般において、生きるためには食べなければならないが、セックスしなければ生きられないわけではない。セックスなんか全然しなくても人間…

スポーツイベントを問う

オリンピックやワールドカップを開催するのに、なぜ新たに競技施設を建設しなければならないのか? 途上国や新興国など、大きなスポーツイベントを初めて招致する場合なら、「発展」を名目に、これまでなかったものを新たに作りたくなる気持ちは分かる。しか…

東京オリンピック反対

「東京オリンピック反対」と訴えたところで今さらどうしようもないと思われるだろうが、それにしても計画案を知れば知るほど大きな声で「反対!」と叫びたくなる。 従来の国立競技場を解体し、新たに高さ70メートルの8万人収容可能な巨大施設が建設される…

恋愛映画の傑作

アクション、アドベンチャー、スリラー、ホラー、SF、コメディ、ミュージカル…映画のジャンルにはいろいろあり、もちろん「恋愛」もその中のひとつ。だがしかし、どんな作品でも男女が登場すれば濃淡の差はあれ恋愛的要素が醸し出されるので、なにも「恋愛」…

恋愛とは何か(あたりまえのこと)

「恋愛とは何か?」の答えを簡単に言葉にすることなどできない。とはいえ恋愛には、人間同士であるがゆえ非常に重要な要素はある。片想いは恋愛の出発点だが、しかし誰もが片想いで終りたくないし、できれば一心同体になるまで発展させたいと願うだろう。片…

現状を打破するために

人を好きになるのはいいことだ。それはとてもいいことだ。好きになる感情も、何でも気軽に話し合える友情だったり、先輩や恩師に対する尊敬の念であったり、親子や兄弟姉妹の情愛であったり、人間同士の関係においていろいろある。だが、いま、ここで語りた…

ちょっとした違い

かなり昔、「若いという字は、苦しい字に似てる…」という詞の歌があった。その歌が流行したとき私は、確かに「若」と「苦」は似ているなぁ、若いときは青春を謳歌しつつ輝かしい時代でもある反面、辛いことや悲しいことにまみれ苦しいことの方がむしろ多いか…

恋と革命のために生きる

「人間は、恋と革命のために生きる」とは、確か太宰治の言葉じゃなかったかな。こんな言葉は軽々しく口にできないが、しかし「人間は何のために生きるか」をとことん突き詰めるなら、「恋と革命」はまことに正しい答えだと思う。 男は女を、女は男を、なぜ求…

フランスという国

フランスという国から何を連想するか。人それぞれだろうが、私ならやはり芸術と観光、そしてワインを含む料理である。文学や美術は奥深いし、世界一観光客が訪れるし、料理は東洋の中華料理と並んで西洋の王様だし、ワインといえばフランスだ。おそらく多く…

安全な刑務所か、危険な解放区か

「原発は無くなったが、朝から晩まで生活がガチガチに管理・監視された社会」がいいのか、それとも「原発は稼働しつづけるが、ひとり一人が自分の好きな道を歩むことのできる自由で平等な社会」がいいのか。 上記二つの社会のうちどちらか選ばざるを得ないな…

原発と社会構造

今年2月9日に実施された東京都知事選で敗北したとはいえ、小泉・細川両氏は意気軒昂、脱原発を目指す「自然エネルギー推進会議」を一般社団法人として発足させた。政治色を排し、脱原発の幅広い勢力の結集を図り国民運動として働きかけるらしい。両氏の志…

人間社会主義

20世紀はいろいろ形容されるが、資本主義に対する社会主義の時代でもあった。1917年のロシア革命を発端に、ロシアがソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)になる。その後、東ヨーロッパ諸国、中国、ベトナム、キューバ…等々の国々が次々と社会主義化し、…

市場原理の行きつく果て

「セウォル号」沈没事故から2週間ほどして、こんどはソウル市内の地下鉄で追突事故が発生、多くのけが人が出た。公共交通機関の不備に対し韓国内では政府への不信が募り批判が高まっている。それら一連の事故に関して、日本ではネットを中心に韓国を嘲り見…