2013-01-01から1年間の記事一覧

今年(2013)のベスト5

2013年度は政治的には最悪だったにもかかわらず、それでも見たり、聞いたり、触れたりしながら、個人的に感性や知性を刺激してくれる様々な表現と出会うことができて幸いだった。 そこで、表現に関するものを対象に今年のベスト5を選んでみる。世間では…

スカパーよさらば

映画好きな私は、自分の部屋でも存分に鑑賞できるようスカパーに加入し、これまで日本・外国それぞれの映画専門チャンネルと契約していた。しかし今年いっぱいでスカパーを解約することに。 アンテナの近くに大きな障害物があり、受信そのものが不安定だった…

テレビは嫌いだ

ここで言うテレビとは主に地上波のテレビ番組のこと。昔からあまり見なかったが、最近は特に見なくなった。 少し前まで、母親と共に朝・昼・夜の食事の時間帯にテレビを点けていた。しかし、母親の具合が芳しくなく、今現在は朝と昼の食事は自分ひとり。私ひ…

スポーツに興味なし

ちょうど一年前の衆議院選挙で自民党が大勝し、半年後の参議院選挙でも自民党が勝利したことで、この一年間は本当に散々だった。 年間を通し、海外の投資家がコントロールする株価上昇、それで景気回復?と勘違いする経済事情で安倍政権はかろうじて維持でき…

威張る奴が被害者面する

他人の家に勝手に土足で入ったドロボーが、その家の住人から文句を言われ抵抗を受け、さらに取っ組み合いとなり殴られケガをする。ドロボーは耐えられなくなり一目散に逃げ出すが、しばらくして家の住人の暴力を告発。傷の賠償請求をするためドロボーは裁判…

日本の刑務所化

マイノリティ・リポートというSF映画(スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演、米国制作・2002年公開)があった。犯罪を予知し、実際の事件が起きる前に当てはまる人間を先に逮捕することが可能となった社会。犯罪件数はほとんどゼロにな…

100円ショップの品々

100円ショップが出てきたのは1990年代の半ばあたりからか。もうスッカリ定着したが、最初の頃は「これがたったの100円!?」というくらいビックリすると同時に、大きなものから小さなものまで全ての品目が100円だなんて、どうして商売が成り立…

落雷を観光資源に?

この季節、全国の天気予報を見ていると、金沢と新潟はつねに青色の傘マークで、太平洋側のほとんどが橙色の太陽マークだ。こうなる理由は分かっているが、どうしてこんな極端にいつも同じ空模様なのかと、あきれるというか、むしろ笑ってしまう。 連日の、雨…

ある日、突然逮捕される

フランツ・カフカ(1883〜1924)は20世紀にもっとも影響を与えた小説家の一人だ。「変身」「審判」「城」などの中・長編以外にも、「流刑地にて」「掟の門前」など多くの短編も有名である。 前回の記事で「城」を取り上げたが、特定秘密保護法案が通りそう…

日本の三大悪組織

カフカという小説家に「城」という有名な作品がある。初めて読んだとき私には退屈でぜんぜん面白くなかった。城に雇われた測量士Kのいつまで経っても城へ到達できない物語は、推理小説的な謎解きの要素に満ちているのではと期待していたが、実際の内容は、城…

金(カネ)を受け取る側は命令できない

小泉元総理が脱原発を唱えて話題になっている。「首相が決断すればできる〜」と現安倍総理に訴えているようだが、安倍総理と自民党は決して脱原発へ舵を取らないだろう。 自民党とは利権党であることなど誰もが知っている通り。財界・企業から多額の献金を受…

家の中には宝物が眠っている

私の家は築100年近くにもなり、いつ崩壊してもおかしくなく毎日恐る恐る暮らしている。これから冬を迎えるにあたり積雪がとても心配だ。そんな古い家屋で母親は長年生活しながら大小さまざまな物品を保管し、それらを押し入れなどにしまい込んだまま超高…

集団的自衛権というマヤカシ

安倍政権が実行したがる政策はどれもがデタラメでインチキだが、そのひとつに「集団的自衛権」がある。これが決まると、米国の言いなりのまま、日本の自衛隊が外国で戦争に巻き込まれ、若く尊い命が大勢失うことになる。 自衛隊の災害時における活躍は多くの…

秘密はダメだ

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の進捗状況がサッパリ分からない。TPPを評価するにも徹底した秘密主義で分からないのだから評価のしようがない、と専門家などが口にする。TPPが日本の国益に適うのか、日本だけでなく参加国にとってメリットなのかデメリッ…

私とは他者である

私という存在は何であるか? という問いかけに対し、簡単に答えを導きだすことなどできないだろう。古今東西、多くの哲学者たちの頭を悩ませてきた命題に違いない。だが、私はあえて答えを導きだす。私とは何か? それは他者である、と。 私は他者である、と…

銭湯の廃業

我が家にフロはあるが古くて狭くてあまりリラックスできない。そこで近所の銭湯にときどき出かける。しかし夏のあいだはシャワーで十分なので銭湯に行くことはなかった。さすがに秋も深まるとシャワーだけだと寒くて風邪を引きそう。そこで久しぶりに馴染み…

何人も殺した

私がサラリーマンとして表向き真面目? に勤めていた頃、ずいぶん昔のことになるが…。もう、時効になったと思うから正直に話すけど、じつは私は、自分に比較的身近な人を何人も殺した。 好きな仕事じゃなかった。朝、起きるのが辛かった。会社に行きたくなか…

有意義な日々

仕事に恵まれ高収入、豪華な衣食住、自由時間もタップリ確保、海外旅行にも出かけられるし、素敵なパートナーといつも一緒、セックスも思う存分楽しんでいる。一方、不安定な職を転々、安い賃金で長時間労働、旅行など夢のまた夢、いつも一人ぼっち、結婚ど…

イヤな気分

つい先日、母親と一緒に夕食を摂っていた18時〜19時の間のこと。表のチャイムが鳴ったので、誰だろう? と玄関を開けたところ、乳母車と一緒に中年の母親らしき女性が立っていた。目が合うと、私に向かって「集会があるので来ませんか」と一方的に語りは…

ある意味、幸せな人生

やりたいことが一杯あるのに、なかなか消化できない。映画を観たい、本が読みたい、音楽も聴きたい(特にジャズ)、散歩やサイクリングもしたい。映画と読書とジャズと散歩、もうこれだけで私の人生は満腹になりそうだ。日頃からなるべくそれらの世界に接し…

NHK受信料の疑問

社会には不公平で不条理なことは多いが、身近ではNHK受信料ほどそれに当てはまるものはなく、私にとってこれほど摩訶不思議な制度はない。NHK受信料の問題は昔から多くの識者が指摘してきたが、やはりおかしなことはおかしい、と私も訴えたい。 それというの…

ときめきに生きる

胸がキュンとする。息づかいがちょっと荒くなる。心臓も普段よりわずかに早く鼓動する。あの人のことをほんの少し思い描くだけで、心がときめく。こんな気持ちになったのは久しぶり。 若かった頃を思い出す。高校生から10代の終わり、そして二十歳を過ぎた…

要支援と要介護

私の母親は現在94才、12月に入ると95才になる超高齢者である。以前にも書いたとおり、私が住み慣れた東京を離れ、実家のある金沢に帰って来たのは年老いた母親の面倒を見るためだ。 帰郷した4年半前、母親は要支援1の状態だった。そして時間の経過と…

いろいろ腹が立つ

人生、いつも明るく楽しく過ごすためには小さなことにクヨクヨせず、何事もおおらかに朗らかに、身の周りや世の中の動きにもいちいち腹を立てないことが肝心…と自らに言い聞かせる。が、しかし、ガマンできないこともある! 東電の福島原発汚染水垂れ流し、…

餃子の王将が閉店

「餃子の王将」(本社:京都市)金沢支店にて、店内で撮影した丸裸の男性たちがカウンターにズラリと並ぶ写真が流出。最近のネットやテレビで大きな話題になった。 どうなるのかと顛末が気になったが、とうとう金沢支店は閉店。地元なので散歩がてらに繁華街…

イビツな社会

今年のドッチラケ大賞は「2020年度夏季オリンピック東京開催」に決定。予想は外れ、ガックリというか脱力感に私は浸っている。(予想が外れること事態、ある程度は予想していたが) これからの7年、さらにその先何年もの間、ただでさえイビツな日本社会…

夏を振り返ると

長雨のせいで、秋も深まりもうすぐ冬を迎えるかのような気配。もちろん、また暑さはぶりかえすだろうが、それにしてもなんだかイヤな空模様である。 気象庁が「今夏は異常気象」という発表をしたが、たしかに猛暑と大雨という両極端が日本列島を覆い、気温と…

アメリカの本音

シリア情勢がますます不透明になってきた。アメリカ(米国)が単独で軍事介入をしたがり、火に油を注ぐ形になりつつある。同盟国イギリスでは議会が否決したので、アメリカも一応は議会承認を経て最終判断を下す手続きだが、とはいえ最初から結論ありきであ…

ちょっと驚いた

昨日の新聞一面は「日本人26万人減」のお大見出し。3月末の前年比で自然減が過去最大になったという。26万人という数字に驚いたわけじゃない。全国の日本人の数はそれでも1億2639万3679人もいる。まだまだ多すぎる。私は各都道府県の人口表を…

東京は落選する

2020年夏季五輪の開催地がいよいよ9月7日(現地時間)に国際オリンピック委員会(IOC)総会(ブエノスアイレス)で決まる。週刊誌やネットでは「東京確実」と浮かれた報道を目にするが、それらはアベノミクスに幻惑された願望に過ぎず、世間の期待に反…