2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石を読む

去年の暮れから、夏目漱石の小説を読んでいた。彼の作品ばかりに没頭していたわけではないが、「吾輩は猫である」から死の直前まで書きづづけ未刊に終わった「明暗」までの長編物にはすべて目を通した。時系列的にきちんと作品を読み進めたわけでなく、その…

人に迷惑をかけるな?

大概の人は、小、中、高と学生時代を過ごすわけだが、どれほどの人があの頃は良かったと思い出すことができるだろうか。若き日の学生時代を有意義に過ごせた人は幸福者である。残念だが私には良き思い出がほとんどない。その一番の理由として先生に恵まれな…

アメリカ文化と私

ここで言う「アメリカ」は北米の合州国のことだが、振り返れば私なんか若い頃からアメリカ的なものに染まって生活していた。鑑賞する映画はアメリカ作品ばかりだったし、音楽も洋楽は英米のポップスが中心、外国のテレビ番組もアメリカのホームドラマや刑事…

ある意味、リッパ

朝鮮民主主義人民共和国(以下朝鮮)はミサイルを打つのか? 戦争が勃発するのか? 朝鮮半島周辺が緊急事態だ。無益な戦争など絶対にしてほしくないから、朝鮮が暴走しないことを祈るばかり。 小国で資源もないのに核をちらつかせ軍事増強を目指す朝鮮は、国…

金はいっぱい、仕事はさっぱり

アベノミクスの象徴である日銀新総裁の黒田東彦氏がデフレ脱却のため、供給するお金を現在の137兆円から2年で270兆円に倍増する量的緩和制度を発表した。結果、市場は素早く反応、株価は急上昇、円安もさらに進んだ。それら一連の動きに対し、メディ…

ファスナーの呪い

ふだん何気なく使っているいくつかのモノはとても便利な反面、時と場合により我が身を恐怖のどん底に落としたりする。私にとってそれはファスナーだ。 先日のこと、銀行の貸金庫の個室に入ってからジャンパーのポケットのファスナーが生地に引っかかり開かな…