2014-01-01から1年間の記事一覧

国境ってなんだ?

国と国を分け隔てる境界線とは何? いったい誰が境界線を引いたの? 少なくとも、日々生活に追われ、食べることに汲々とする多くの一般庶民ではないだろう。資源や領土を奪うことを画策し、権力を誇示し、大衆を支配したがる為政者たちが勝手にそれを引いた…

外国人への意識

インターネットの普及で国際的感覚を身に付け、意識において国境が取り払われるべき時代にもかかわらず、なぜか自国ばかり優先させようと他国を排斥したがる、そんな逆行する動きになるのはなぜか。何十年も前の、ふとした事を思い出す。 会社務めをしていた…

いざとなったら逃げる

東日本大震災の後、津波対策のため巨大な防潮堤が東北の太平洋側沿岸を中心に全国に建造されようとしている。だが、これは見直すべきだ。海の景観が破壊されるし、どんなに頑丈で高い防潮堤であろうと、その強度や高さを凌ぐ地震や津波が襲ったら、被害は拡…

絶望したほうがマシかもしれない

「どんな辛い状況にあろうと、人は希望を失わなければなんとかなる」とは一般に流布するフレーズで、私も普段からそう思っている。人は生活を営みながらいろいろ面倒な事に遭遇するけれど、その都度大概のことは切り抜けてなんとか生き延びる。 お金、仕事、…

映画のリアリティー

1954年に公開された「二十四の瞳(木下恵介監督)」は日本映画史上における反戦物の傑作だが(日本の加害性には目をつむり、戦争に翻弄される人間の悲劇性のみに焦点を当てるという弱点を内包しているものの)、この作品のどこに感心したかと言えば、人…

勝手な思い込み

本当に存在するのかどうか、悪意を秘めた捏造なのか、単なる初歩的ミスなのか。連日、STAP細胞問題が世間を賑わせているが、主役を演じる小保方晴子さんを見ていると、この人は相当思い込みが激しい人なんだなぁ、と思わずにはいられない。 科学的で詳細なこ…

背後の世界

アンドリュー・ワイエスというアメリカ人の画家は日本でも人気があり、「クリスティーナの世界」という絵が特に好まれる。これは私も好きな絵のひとつであり、どこに惹かれるかといえば、自分の家を目前にしながら広い草原の中で両手を付いて横たわるクリス…

消費税増税が始まった

4月1日からいよいよ消費税8%がスタート。いつも通う近所のスーパーでは、黒色で現物の値段を、赤色で8%税込みの値段を、それぞれ一枚の値札に上下表記して品物を並べてある。消費税が実感できる仕組みだ。 3%の消費税が導入されたときや、5%に消費…

テレビを消すと清々しい

昔からテレビはあまり見なかったが、さらに最近はほとんどまったく見なくなった。 テレビ番組の画像と音量が消えて、家の中はシーンとしている。この落ち着いた雰囲気、染み透るような静寂がとてもいい。テレビを点けていると、外界の喧騒が家の中にまで充満…

春の到来とヨーグルト

21日の春分の日を境に本格的に春が到来したようだ。これからしばらく最高気温は15℃以上の日がつづくらしく、予報ではポカポカ陽気を暗示させる晴れマークが目に付く。新聞やテレビも桜前線を中心に浮かれた報道が多くなる。 春の季節が待ち遠しかったと…

違和感の最たるもの

日本社会にはいろいろ問題が山積するが、中でも特に「人口減少と少子高齢化」が重大とのこと。何年か前、人口が1億2千数百万のピークを迎えたが、いよいよこれからは減少に転じると報道された。しかも、ただの減少ではなく、子供が減るかわりにお年寄りが…

原罪の意識(ヘイトスピーチに関して)

「原罪」とは「キリスト教で、アダムとイブが神にそむいて禁断の実を食べてしまったという人類最初の罪。すべての人間は、アダムの子孫として、生まれながら罪を負っているとされる。宿罪。また、転じて、人間が根源的に負う罪(日本国語大辞典より)」とい…

ヘイトスピーチを糾弾する

戦争による大量破壊や、犯罪における殺傷事件は論外だが、それら以外でもっとも許せないがヘイトスピーチのデモや落書きだと思う。東京や大阪のような大都市を中心にヘイトスピーチのデモや落書きが後を絶たないが、なぜこんな恥ずべき行為が公然と行われる…

加害者の視点

アメリカの2014年度アカデミー賞で「それでも夜は明ける(原題は「12年間の奴隷」)」が作品賞に選ばれたが、これはアメリカ歴史上の暗部である奴隷制度の一側面を描いた作品だ。つい最近「ダンス・ウィズ・ウルブズ」という映画を23年ぶりに観たが…

問題の本質はやはり人間

コンピュータが日々進歩し、インターネットが全盛になっても、それらIT技術とはまったく無縁な人々が高齢者を中心にまだまだ多い。一方、20代の若い世代は生まれたときからコンピュータやインターネットの世界に囲まれた環境の中で育ってきている。 同じ人…

一番やっかいな壁

人間社会には人間同士の交流を妨げる壁が付きもの。例えば「言語」。互いの言語が理解できず、せっかく友だちになれたはずなのに、変に誤解が生じて気まずくなることがある。あるいは「宗教」。自分の宗教が一番正しいと信じ込むと、他のどんな宗教も胡散臭…

新しい一歩を踏み出してもいい頃じゃないか

私はたまたま日本と呼ばれる国・地域で暮らしているが、そんな「日本」にこだわる言論が周囲に蔓延している。「日本民族」とか「日本人の誇り」とか「日本人に生まれて良かった」とか。総理大臣が先頭に立って「強い日本」「日本を取り戻す」などと声高に喚…

人生には詩(ポエジー)が必要だ

人と人の出会いは様々だ。ところで、幼い頃から二人は隣近所で育ち、小学校や中学校のとき、または高等学校のときに同級生、近しい間柄のまま互いに惹かれ合いそのまま結婚。そんなカップルの話をときどき耳にする。そしてそんな本人達と出会うこともたまに…

歌謡の名曲

YouTubeが開始されたのは2005年からだ。すっかり世の中に浸透しているので、もうずいぶん昔から人々に利用されているような錯覚を抱くが、まだ10年も経っていない。 最初の頃は画質や音質は今ひとつだったのに、最近のYouTubeときたら格段に進歩して高…

もしも生まれ変わったら

職業に貴賎がないのはあたり前だが、それでも個人的には好き嫌いがあるので、やりたい仕事とやりたくない仕事はある。もしも生まれ変わったと仮定して、以下にそれぞれ5業種ほど列記したい。(順不動)やりたい仕事 1) 国際線のパイロット 2)数学者 3…

小心者の証

NHKの新会長に就任した籾井(もみい)勝人氏が「従軍慰安婦はどこの国にもあった」と記者会見で発言し、公共放送の会長の言葉としては不適切極まりないことから、一斉に批判の声が挙がった(政府が右といったことを左というわけにはいかない、の発言はもっと…

AV女優のこと

私はごく普通の健全なる?男性なのでアダルト系のものにはそれなりに興味がある。 ピンク映画専門館がほとんど消滅した現在では、替わりにインターネット上でアダルトサイトがなんでもござれ、局部のモロだし無修正全盛と化している。そんな、アダルトサイト…

どうしようもない違和感

違和感をずっと抱えている。たとえば空模様。天候に関して四季折々記事を書いてきたが、またどうしても書きたくなった。なぜならこの冬はどうもおかしく、雪が本当に少ないからだ。金沢に帰郷して5回目の冬を過ごしているが、こんなに雪の少ない冬は初めて…

舛添も細川も信用できない

東京都知事の立候補者がほぼ揃い踏みし、選挙がいよいよ本格的に始動することになった。金沢という地方都市で暮らす私にとって直接関係ない選挙だが、やはり1300万人を要する日本の首都である東京都知事選挙は、日本全土に影響を与えることは間違いない…

恋におちて(映画)

「恋におちて」という映画を観る。1984年米国制作、監督ウール・グロスバード、主演はロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ。妻子ある建築技師の男性と、夫がいるイラストレーターの女性がクリスマスの夜に書店で偶然に出会い、それから自然に愛し…

自堕落な正月

「一年の計は元旦にあり」とは誰が言ったか知らないが、年の始めにきちんと誓いや計画を立て実行しないと丸一年無意味になりかねず、つまりそれほど最初が肝心ということらしい。何となく分かるような気もするが…。 確かに、若い頃は元旦にいろいろ誓いや計…