2012-01-01から1年間の記事一覧

素晴らしかった金環日食

朝、6時半前に目覚ましで起床。障子を通して明るい日差しが届く。晴れているらしい。一生に一度かもしれないチャンスが訪れた。着替えて外に出る。太陽はもうすでに相当高く上って眩しく、なんと快晴だ。 月曜日は燃えるゴミを出す日。指定の場所までゴミ袋…

一生に一度の金環日食

金環日食がいよいよ迫ってきた。九州から四国、東海、関東の太平洋側では完全な金環日食が見られる。日本でこれだけ広範囲にわたり観測できるのは932年ぶりらしい。北陸の金沢では部分日蝕だが、それでも完全に近い(80〜90%)というから大いに楽し…

薄型テレビの値段

映画好きの私は衛星放送の映画チャンネルを観たくて2年ほど前に薄型テレビを購入した。映画を観るなら画面はなるべく大きい方がいいだろうと20型を選んだ。これまで私のテレビといえば14型〜16型が主で、他人から笑われるかもしれないが私の狭い部屋…

ダルビッシュを見ながら思う

北海道日本ハム・ファイターズからテキサス・レンジャーズへ移籍したピッチャーのダルビッシュ有が米国のメジャーリーグで活躍する姿はとても小気味好い。同じ日本人として誇りに思う。まだ始まったばかりだが、異国の環境に慣れるにしたがい、今後益々の飛…

想像力が鍛えられる所

今の時代、日本で水洗トイレはあたり前だが、私が子供の頃は町の中心部を除いて住宅のほとんどは汲取式の便所だった。離れにあって薄暗く、とにかく便所は怖いところだった。夜になって便所に行くのは相当勇気が必要で、小便でもそれなりに覚悟はいったが、…

影響を受けるということ

これまでの人生で自慢できるほどではないが、いろんなものを見て、聞いて、読んで、触れてきた。それぞれ濃淡の差はあれど、多くのものから私は影響を受けてきた。中でも特に書物からの影響は大きかったと思う。 何をやってもうまくいかず、金もないし友人も…

経済報道に欠落していること

フランスの大統領選挙で現職のサルコジ氏が落選し、新たにオランド氏が当選した。結果、早くもフランス周辺国だけでなく遠く日本まで影響が懸念されている。サルコジ氏の緊縮財政からオランド氏の経済成長への転換が、財政再建へまとまりかけたユーロ圏に再…

口こもる子供たち

口こもる子供たちがいる。グズでハッキリしないウジウジした子供たちのように見える。じつは彼らは心の中で必死に何かを訴えようとしているのだが、うまく言葉にできない。だからしどろもどろになってしまう。でもどうか大人たちよ、勘違いしないでほしい。…

なぜ「フン」で「クソ」ではないのか

テレビのニュース番組でアナウンサーが「〇〇は鳥のフンによる〜」と喋っていたのを聴いて、ふと気になった。全体の脈略から詳しいニュースの内容は忘れたので何ともいえないが、アナウンサーはなぜ「クソ」とは言わず「フン」と発音したのか心に引っかかっ…

砂上の楼閣

7人も死亡者が出た群馬の関越道で起きた高速ツアーバス事故から、全国の旅行業者とバス会社の力関係や運転手の過酷な勤務実態が明らかになった。事故が起きて初めて気づかされることが多い。それにしても非正規社員が増加する一方で、低賃金と長時間労働を…

嫌なことがつづくとき

朝、紙屑を丸めてゴミ箱へ捨てようと放り投げたが入らなかったので、もう一度さらに近寄り捨てようとしたものの、しかしまたゴミ箱の淵に当たって外に落ちた。ムカッときて、イラッとしてゴミ箱を蹴飛ばしたくなったが(自分が悪いにも関わらず)、同時に不…

不思議な老木

近くを流れる川の土手に一本の老木が生えている。私の住居からおよそ50〜60メートルのところにあるが、かなりの大きさで幹の太さは3メートル以上、高さは15メートルほどだろうか。周囲に樹木が生えていないのでひときわ目立つ。なにより変わっている…

あいまいな領域

車のハンドルには遊びの部分がある。車を扱う人なら誰でも知っているが、ハンドルを右や左に切るとき遊びの部分があればこそ安定した運転ができるというもの。また、交差点では信号機が赤・青(緑)・黄の点灯を繰り返す。しかし注意して見ると、どの信号機…

領土問題を考える

日本の周囲だけでも、ロシアと関わる千島列島、韓国に実行支配されている竹島、そして中国と台湾が注視する沖縄の尖閣諸島、それら領土問題が横たわる。中でも北方四島は明確に日本の領土だが、しかしロシアは返還するどころか自分の領土だとして頑なである…

我欲の塊

石原慎太郎東京都知事が沖縄県の尖閣諸島を「東京都が購入する」と発言して大きな波紋を呼んだ。民主党政権の対中国外交が弱腰と見て自らの強さをアピールするため、わざわざ米国まで飛び、米国を代表する保守系集団と綿密な打ち合わせをしてから強気な発言…

人物の評価、作品の評価

女性で100歳を超えた柴田トヨさんの詩集「くじけないで」が100万部以上のベストセラーになり話題となった。詩集はともかく私には柴田トヨさんが100歳以上を生きていらっしゃること自体、ただそれだけで尊敬に値する。平均年齢が上昇したとはいえ1…

人間の変化

若い時分は反抗的で手のつけられない不良だったのが、成長して大人になった途端がっちりと体制側に組み込まれたり、また若い頃はちっとも目立たなかったのに、年を重ねるごとに存在感を増し大きな仕事を成し遂げたりする。男性でも女性でも人間なら年齢とと…

映画「遠雷」の思い出

「遠雷」は1981年のATG作品。監督・根岸吉太郎、脚本・荒井晴彦、主演は永島敏行と石田えり、そしてジョニー大倉に横山リエ。20代中頃に劇場で鑑賞したが、その頃の私は生活が不安定でいつもモヤモヤして、だからこそ印象が深く刻まれることになった。…

世界一周あれこれ

誰もが世界一周を夢見たことがあるだろう。私だって時間とカネに余裕さえあれば世界一周の旅をしてみたい。そこでどんな世界一周が楽しいだろうかといろいろ思い描く。 飛行機を乗り継いで、2〜3日であっという間に地球を周回するのも世界一周かもしれない…

「ころす」という落書き

私の地元石川県で最近、「しちようころす」という落書きが輪島市庁舎でいくつも見つかり大きなニュースとなった。1階玄関やマイクロバスのフロント部分など計4か所で発見され、同市は「市長殺す」と読めるため輪島警察署に被害届を出した。ニュースが大き…

自分史なんか作りたくない

かなり以前から「自分史」を作るのが流行ってるらしい。自分に関することを後世に残したいと誰もが心の片隅に抱いている。だからいろんな手段を用いて自分史作りに励む人は多い。 人は大きな仕事をした科学者や芸術家や実業家のように、自分の存在が生きてる…

大江健三郎賞とは何だ

「蹴りたい背中」で19歳ながら芥川賞を受賞して話題となった小説家の綿矢りさが、今度は「かわいそうだね?」で大江健三郎賞を受賞したらしい。これを知ったとき、ところで大江健三郎賞って何? 大江健三郎って小説家の? 大江健三郎は死んだ? 等々、余計…

猫はどこへ行った?

私は動物が好きだ。東京で暮らしていたとき何度か上野動物園に足を運んだが、都会のど真ん中で世界中の珍しい生き物と接することができるなんて、動物たちにはいい迷惑だろうが私には貴重な体験となった。インターネットの普及でたくさんの様々な動物の写真…

コネ社会

岩波書店という老舗の出版社が2013年度の新入社員の条件として、「著者の紹介状、あるいは社員の紹介があること」を発表して話題になった。会社側は「応募の条件であり、採用の基準としない」と説明したようだが、これは要するに縁故採用であり、コネの…

北朝鮮の人工衛星

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が4月の中頃に人工衛星を打ち上げると予告して周辺諸国が大騒ぎだ。特に日本は、過去に北朝鮮の発射したノドンやテポドンというミサイルが日本列島の上空を通過して太平洋に落下した事実があるため厳重な警戒態勢に入った…

魚食系を生きる

「草食系」とか「肉食系」という言葉が流行りだして何年経つだろう? 世間的には定着しているようだ。しかし流行に疎い私には草食系と肉食系の違いについて何となくイメージは湧くがキチンと定義できない。ちょっと調べてみたが、どうやら草食系とは性格的に…

ガレキ処理について・再考

東日本大震災の大量に発生したガレキについて、私は2月24日に放射能に汚染されてない「ガレキは受け入れたい」と記事を書いた。しかしその後いろいろ見聞してみると、ただ単純に善意の気持ちで働きかければよいものではないことが分かってきた。実態は奥…

鏡に向かって

どんな人でも一日に最低一度は必ず鏡と向き合うだろう。特に女性にとって鏡は必需品だから何度も自分の顔を覗き込むに違いない。おしゃれの時代になって女性とか男性とか関係なく自分の外見を気にすればするほど、鏡は人間にとって身近になくてはならない物…

器の中

美術館や博物館では陶芸の展示会がいつも催されている。国内の九谷焼や有田焼や備前焼といった有名どころはもちろん、伝統にこだわらない作りをしたものから、海外の特に古代文明から出土したものなど多種多様な作品が人々の関心を呼ぶ。陶芸に限らず、茶碗…

桜の季節に思うこと

新宿の歌舞伎町でBARを経営していたとき、桜の季節になるとお客様を募って近場の公園でささやかな花見を催した。いつも4月の第一日曜に予定を組んたが、20日頃から咲き始めて3月末までに散ってしまい、実際は花見どころか「葉桜見会」になることがしばし…