春の到来とヨーグルト

 21日の春分の日を境に本格的に春が到来したようだ。これからしばらく最高気温は15℃以上の日がつづくらしく、予報ではポカポカ陽気を暗示させる晴れマークが目に付く。新聞やテレビも桜前線を中心に浮かれた報道が多くなる。

 春の季節が待ち遠しかったという世間の風潮、でも私は別段うれしくない。春夏秋冬、それぞれ風情・味わいがあり、季節そのものに好き嫌いはないが、あえてひねくれる。私の春の印象は、なんだか埃っぽくて、粉っぽくて、騒々しくて、慌ただしくて、落ち着かなくて…。だから「冬が嫌いで春が好き」という、いかにもマスコミ受けしそうな一般的言い回しは嫌いだ。

 そんなにうれしいですか、春の到来が。PM2.5と花粉が大量に舞うのが春なんです。じつは今から10年ほど前、東京で暮らしていたとき花粉症となり、以来、3月・4月は辛くてたまりません。私と同じ気持ちの人がどんなに多いことか。

 金沢に帰郷しても同じ。冬、晴天がつづく東京より、金沢は雨や雪が降るので花粉の量は少ないだろうと思っていたのに、大ハズレ。目が痒く、鼻水たらたら、マスクを掛けての外出なんて、ちっとも楽しくなく、東京時代と変わらなかった。

 ところが昨年、平年より何倍も花粉の量が多かったはずなのに、それほど花粉症に悩まされなかった。いつもと同じ生活を繰り返していたにもかかわらず、目の痒みも鼻水もそれほどではなく、マスクを掛けなければならない日数も極端に減った。

 なぜだろう? と考えたところ理由が分かり、それはヨーグルト。2年ほど前から朝食にヨーグルトを摂るようになり、それの効果が出たようなのだ。花粉症対策にヨーグルトで体質改善というのは本当らしく、もちろん個人差はあるので一概には言えないが、少なくとも私には効いてる。

 今年の花粉量はそれほどでもないらしく、またヨーグルトを毎日摂りつづけているので、昨年以上の効果が顕れるのではと期待したい。今のところ目の痒みも鼻水もまったくなく、4月に入っても大丈夫だろう。花粉症でお悩みの方にはヨーグルトをお奨めする。