生活のリズム

 私の就寝時間はだいたい23時30分前後。それが何かの事情で深夜1時頃にズレ込むと、朝の6時半や7時の起床はまず無理で、8時を過ぎて9時近くまで起きれない。なぜなら7~8時間の睡眠時間はどうしても確保したいから。

 劇場で映画鑑賞する場合、観たい作品が最終回のみの場合、始まりは19時か20時、終了が21時とか22時になる。その後、馴染みの店に寄り、遅い夕食を摂ってから帰宅すれば、もう既に0時前後。いつもの生活リズムは完全に崩れる。

 私は映画好きなので、どうしても観たい作品は遅い時間帯でも劇場へ足を運ぶ。好きなことを実践する方が人生のメリットになると思うから。とはいえ普段の生活リズムが崩れるのはやはりデメリット。メリット・デメリットの総合的判断は難しい。

 さて、人間にとってきちんとした生活リズムとは何だろう。一日は24時間、だが体内時計は25時間で、1時間のズレがあるらしいことをかつて耳にしたことがあり、そのせいで人はなかなか生活リズムが確立できないと言われる。

 眠くなった時に眠り、腹が減った時に食べる。当たり前のことだが、もしそれを忠実に実践したら、生活時間はどんどんズレてやがて昼夜逆転するに違いなく、さらに再逆転して元に戻り、それをいつまでも繰り返すかもしれない。

 昼夜逆転を繰り返す生活が、人間にとって良いとは思えない。ただ、眠くもないのに無理して布団に入ったり、空腹でもないのに無理して食べたりするのも健康的でないのは確かなようだ。睡眠時間や食事量をその都度うまく調節しながら、毎日ある程度決まった時間帯に就寝や食事ができたらいい。

 ついでに、一日の食事の回数は3回がいいのか、それとも2回がいいのか、それ以外の回数はどうか。一日1回だけという特殊な人もいるが、それは例外として、大方3回と2回とで意見が分かれる。3回を主張する専門家もいれば、2回で十分という専門家もいて、どちらにもメリット・デメリットがある。

 私は、朝・昼・晩とこれまで一応3回食事を摂ってきたが、最近2回にしてみた。節約したい要素も多少あるが、それより現在の自分の日常全般を考えてのこと。十日ほど経つが、今のところ体調に変化はなく、むしろ順調である。年を取ったせいで、一日2回の食事の方が身体に合ってきたのかもしれない。