14年振りの東京

 25日(木)~29日(月)4泊5日の日程で14年ぶりに東京へ行って来た。この14年間、日本でも外国でもいろんなことが起きたし、私の周辺でも数々の大きな変化があり、いちいち言葉にしたらキリがないけど、帰郷した当時からは想像もしなかった環境に今の私がいることを実感する。

 東京の繁華街の変貌ぶりにはやはり驚かざるを得ず、宿泊したのは当時住んでいた最寄りの山手線大塚駅そばのホテルだが、道路の区画は昔のままとはいえ、駅横には大きな商業施設が建ち、周辺はかなりモダンになっている。

 とにかくビックリしたのは新宿歌舞伎町の「歌舞伎町タワー」、そして池袋のサンシャイン以外の超高層ビル。どちらにもシネコンやホテルや商業施設が入り、大勢の人々で賑わい、半分は外国人で占められてる印象だ。

 新宿ゴールデン街にもたまげた。数あるどの店も満杯で、その大半は外国人旅行者じゃないか。東京の名所であるゴールデン街は世界中に知れ渡り、一度は迷宮のような世界を覗きたくなるのかもしれない。

 久しぶりの東京で懐かしいから、昔住んでいた場所を確認したくて、つい足を運ぶ。東京に限らず街の変貌は激しいが、それでも全然変わっていないところも数多あり、私が長年暮らしたアパートも外装を綺麗にしてそのまま残っていた。ただ、郵便受けを見ると外国人の名前が多く、今の時代を反映している。

 普段の歩数は多くても7000~10000歩ほど。しかし今回、池袋や新宿周辺をあちこち歩き回り、スマホの健康アプリで確認したら、多い日はなんと30000歩近くまでカウントされ、さすがに疲れた。

 25日~27日の三日間、夜は馴染みの店で酒を飲み続けていたが、懐かしい人たちに会えたことから話が弾み、酒の量は限度を超えたが悪酔いは全然しなかった。今回の東京滞在期間中、天候にも恵まれ私は運が良かったと思う。

 大小様々な人生の分岐点のうち、この東京行きも私にはその一つになるかもしれない。たかが東京へ数日行って帰って来ただけなのに、何を大袈裟な、と他人は思うかもしれないが、大切な人々と直接挨拶を交わせてケジメがついた私にはとても重要な意味を持つ。おそらく気持ちが切り替えられ、生活様式も以前と以後で少しずつ変化してゆくに違いない。