あまりにたくさんあるけれど…

 今年も後6日ばかり。2022年は日本でも世界でもあまりにたくさんの重大で深刻な出来事が発生し、まったく途方に暮れそうな一年だった。

 世界のトップニュースは何と言ってもロシアのウクライナ侵略。2月下旬から始まったウクライナ戦争は早期に終結するどころか、年を跨ぎ、いつまで続くのか見通せない状況、世界中が大混乱に陥った。ロシアのプーチン大統領は侵略後、首都キーウを即制圧してウクライナを占領する腹だったが、思惑は見事に外れ、世界の多くを敵に回し、今では「あんなことしなければよかった」と心底後悔してるに違いない。

 日本のトップニュースはもちろん安倍晋三元首相が暗殺されたこと。一報を耳にした時「まさか」と思い、「哀れ」という気持ちが同時に湧いた。それにしてもこの事件が起きなければ現在まで延々と続いていた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の悪巧みが表に出なかったかも…と思うと表面的に平和を装う日本社会の現実に暗澹とした気持ちになる。

 世間を騒がせた事件や事故、さらに災害や事象を取り上げたらキリがないので、自分の今現在の気持ちを正直に述べる。

 初雪がかなり遅かった12月だったので、今冬の雪は降ってもそれほど多くないと高を括っていたが、後半に入ると一変、大雪に見舞われてしまった。天気予報から23日(金)は荒れ模様になると覚悟していたが、起床して窓から外を見て驚く。予想以上の積雪でたまげ、猛吹雪にもビックリした。

 翌24日(土)は起床して窓から外を見るのがちょっと不安だった。一体どんな風景になってるだろう、昨日よりさらに雪の量が増えていたらどうしよう…。しかし、雪は止み心配は杞憂に終わりホッとする。

 それにしても金曜日は丸一日中吹雪いてたのにはマイッタ。降ったり止んだりするのが普通だが、朝から深夜まで雪が全然降り止まない一日とは「白い恐怖」そのもの。戦争や物価高や新型コロナ等の関心より「自分の生存」をイの一番に考えた。

 さて、来週の日曜はもう新年を迎えるが、年末年始に特別なことはせず、いつもと同じ生活を送るつもり。様式や型式やしきたりを気にするのはもう止めたい。それらに振り回される人生なんてバカバカしいとつくづく思う。あまりにたくさんの事に取り囲まれいろんな影響を受ける毎日だが、もっとシンプルに、もっと自由に生きていいのだ。