季節が移り変わる中で

 先週は前半が夏のように暑くて、後半は冬に逆戻りしたかのように寒くなった。冷たい雨を境に桜は終わり、季節の移り変わりを感じる。寒いからついエアコンの暖房を入れてしまうほど。温度差が激しいから冬物の衣類はまだ片付けられない。

 桜が散り始める頃、冷たい雨が降るのは例年通り、これで一気に花びらは飛散し趣がガラリと変わる。冷気が去った後には初夏の匂いが漂いはじめる。桜に替わり今度はツツジが道端を彩ってくれる。

 四月の中盤を過ぎ、いつの間にか花粉のピークも過ぎたようだ。かつて酷い花粉症に悩まされた私だが、近年は症状も和らぎ、花粉の悩みは解消されつつある。

 4月20日(水)に閉店する近所の格安スーパー「ひまわり」は閉店準備で忙しそうだ。棚から品物がどんどん消えてゆくのを見ると、日常の変化を暗示してるようで、なんとなく不安が増す。

 「ひまわり」の跡地はどうなるのか。新たなスーパーへと生まれ変わって欲しいけど、賃貸アパートかマンションが建つようなら味気ない。せめてコンビニができるなら、近所の住人として助かるが。

 新型コロナは相変わらずだし、ウクライナ情勢は混迷を深め長引きそうだし、加えて物価上昇が尋常でなく、この先いったいどうなるのだろう。かなりの期間、相当厳しい生活を私のような庶民は強いられることだけはハッキリしている。

 第二次大戦後、オイルショックバブル崩壊リーマンショック東日本大震災等々、日本国内だけでも経済基盤を揺るがすいろいろショッキングな事態を経験してきたが、今現在が一番厳しい局面に立たされているかもしれない。

 それにしてもウクライナ戦争に関し、日本人の見解には(日本人だけではないが)、侵略したロシアより抵抗するウクライナ側に非があるかのような意見を目にして気になる(例えば、孫崎享氏などウクライナのゼレンスキー大統領を安倍晋三ソックリと批判していた)。それを主張するのが意外にもリベラル系に多く、みんな裏の裏の裏を読み過ぎてるんじゃないか。

 反ワクチンを掲げる「神真都(やまと)Q会」という米国で陰謀論を振り撒くQアノンを真似したような団体も社会に蔓延り、まったくどんな時代になっても変なのが必ず出て来るから嘆かわしい。