これからのエネルギー施策

 一年を通し、4月の下旬から梅雨入り前までは、多くの人がもっとも快適に過ごせるに時期に違いない。私もそう、暖房も冷房も必要ない期間は大変貴重である。ただ、5月に入る前の今はまだ肌寒く、気温の18~20℃は暖房が欲しくなる微妙な範囲だ。同じ表示でも陽が差すか差さないかでまったく変わる。

 先週末など外の空気は生温く、全然寒くはなかったけど、部屋の窓から灰色に覆われた空を見てると、やはり寒々しく、ついつい暖房を入れてしまった。新型コロナの蔓延、長引くウクライナ戦争、そして急激な物価高、これら三重苦で、本当は清々しい新緑の季節のはずなのに、浮かれた気分になれないのはとても残念。

 ウクライナ戦争に関してSNSを覗くと、ウクライナのゼレンスキー大統領を批判する言論が意外と多い。中にはプーチンを全く批判せず、ゼレンスキーのみを罵倒してる人までいる。

 もし、圧政に苦しむ北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国)の人民を救うため日本が攻め込んだらどうなるか。いくら金正恩がヒドイ人物だとしても、日本の北朝鮮への侵略を正当化できるはずがないではないか。プーチンの言動に目を閉ざし、ゼレンスキーを批判する人々、まさにロシアのプロバガンダ、プーチンから利益を得てるんだろうか。

 それにしても、ウクライナの現状を見るにつけ、エネルギー問題は社会基盤を形成する上で最優先課題だと実感する。

 原子力発電は論外だし、火力発電も温暖化抑制で縮小すべき。替わりの再生可能エネルギーにはいろんな手段があるが、今現在最有力なのは太陽光発電風力発電風力発電は巨大な羽根や低周波、自然環境問題などを考慮すると、個人的にあまり好きになれず、そんなに推進すべきでないと思う。

 多少の問題は抱えても、やはり太陽光発電が一番良い。これからは住宅やビルの新たな建造では、瓦や屋上に太陽光パネル設置の義務付けを法制化したらいい。街並みや自然景観を損ねない太陽光パネルは開発できるはず。平らなすべすべしたパネルだけじゃなく、瓦形状のパネルなんかができれば金沢のような城下町の街並みにも合うだろう。

 もちろん太陽光発電だけで全てが賄えるはずはなく、風力も含め、水力や地熱やバイオマスなども適材適所で利用すべきなのは言うまでもない。