自分の症状を省みる

 新型コロナの感染者数がなかなか減らない。去年の今頃、石川県ではほぼゼロに近かったのに、今年は4~5百人レベルで推移、高止まりだ。いや高止まりどころか徐々に増加しつつある。全国的にも連日4~5万人の発表があり、重症者数は少ないとはいえ非常に気掛かりだ。

 まあ、規制が大幅に緩和され、国内移動が活発化し、海外からも多くの旅行者が来日してる現状において新型コロナの感染者は減るわけがない。これまでの状況を見てつくづく思うのは、変異を繰り返す新型コロナは人間社会にすっかり根付き、インフルエンザと同様、毎年ワクチン接種が必要になるということ。

 本格的な冬が近づくにつれ第8波を迎えるのは確実、併せてインフルエンザの猛威も心配され、新型コロナとのダブル流行となれば大変なことになる。インフルエンザワクチンの通知はとっくに届いてるから、これもなるべく早めに接種し予防したい。

 ただ、この2年間に新型コロナワクチンを4回、インフルエンザワクチンを2回接種してるので、身体に注射ばかりしてる印象、あまりいい感じはしない。どんなワクチンも絶対接種したくないという人も一定数いて、気持ちは分からぬではないが、「エホバの証人」のように輸血が必要なのにそれを拒み命を落とすような事態はさすがにマズいと思う。

 心身とも100%健康な人などいない。どんな人も精神や肉体のどこかに異変を抱えており、それが少し目立つようになると、心の病や疾患となり治療を受けなければならなくなる。

 私はこれまでの人生で幸いにも大きなケガをしたことはなく、また病気に罹ったこともない。今現在、心身とも健康だと思っているが、しかし冷静に振り返れば私にもちょっとおかしなところはある。

 おそらく私は精神疾患の一つ「強迫症」の予備軍ではないかと思う。強迫症の中でも「確認症」が当てはまり、例えば外出する時や就寝前にドアのカギなど何度も確認せずにはいられず、その度に私は「これは病気かも」と自分に言い聞かせている。自分に言い聞かせられる余裕がある分、まだ私には救いがあるのだと自らを慰めてるわけだ。