異常気象と新型コロナ

 金沢の「弁当忘れても、傘忘れるな」の言葉は有名で、それだけ年間を通して雨の日が多い土地柄なのだが、今年の梅雨はこれまでのところ「弁当忘れない、傘忘れた」。先週も青空がけっこう広がり、太平洋側の大雨とは対照的だった。

 そして日曜。一日中雨かな、という私の予想は見事に外れ、朝から晴れ、又は曇り。静岡の熱海では土曜日に記録的な豪雨と土石流で大きな被害が出たが、金沢は信じられないくらい静かな週末だった。

 ところで、海の向こうカナダのバンクーバーではなんと49.5℃を記録したというから驚く。北米大陸の太平洋側は熱のドームにすっぽり覆われ多くの死者を出したらしい。これも地球温暖化の悪影響なのは間違いない。本格的な夏は直近に迫り、暑さと新型コロナと五輪で日本でもとんでもないことが起こりそうだ。

 首都圏で新型コロナ感染は明らかに第五波に入ったが、ちょうど東京五輪が開催される23日頃にピークを迎えるかも。いやその時点でさえ序の口、火に油を注ぐ五輪開催のせいで、デルタやラムダ等の新種株はさらに予想以上の猛威を奮う可能性がある。

 私は今月14日ワクチン接種二回目の予定だが、時間が経つと共にワクチン効果はだんだん薄れるだろう。私だけでなく既に接種済みの高齢者を中心に大多数が、いずれ近いうちまた新たなワクチン接種をせざる得なくなるかもしれない。

 新型コロナ以前も今現在も私の生活スタイルに表向きそれほど大きな変化はないが、変わった部分もある。例えば、狂った五輪開催のせいでスポーツに一喜一憂することはほとんどなくなったし、外で飲めなかったから酒の量もメッキリ減った。ただ、映画とモダンジャズへの関心は全く失せてない。