右往左往する日々

 秋分の日が過ぎると、日暮れがどんどん早くなり、寂しい思いがいっそう募るが、しかし併せて、なんだか急き立てられてるような慌ただしさも感じる。身の回りに細々とした物事はつねに生じて、簡単だからと後回しにするとかえって面倒になりかねず、それらはなるべく早目に処理するのが一番。そして、落ち着いたシンプルな日常を取り戻す。

 先週の4連休は天候に恵まれ、全国の行楽地は多くの人で賑わったが、新型コロナの感染再拡大が心配になる。日本の状況は相変わらず、全国的に感染者数の急激な増加傾向は見られず、一定レベルで落ち着いてるようだが、世界ではヨーロッパを中心に再び感染拡大し始めた。

 日本は疲弊した経済立て直しのため、これから「Go To キャンペーン」を次々と実施の予定、「~トラベル」に始まり、「~イート」 「~イベント」 「~商店街」と世間を盛り上げようと試みるが、はたしてどうなるか。なんだかヤな予感、イギリスやフランスやインドのようにならなければいいが。

 新型コロナへの対応では両極端な方策があり、それは中国の完全封鎖型とスウェーデンの集団免疫型。日本を含む世界の多くの地域がどちらを取るべきか迷ったまま、中途半端な状況で右往左往してるようだ。しかし、中国式もスウェーデン式もかなりの犠牲を強いられるので、他の地域では第三の有効な手段を見つけようともがいてる。

 私も新型コロナに翻弄されつつ、今月は生活必需品をいろいろ買い込む羽目に。なるべく節約したいが、最低限のものはどうしても揃えておきたい。一方、それが本当に必要かどうかを見極め検討しなければならない物件もあり、その筆頭が「保険」。コロナの最中、加入してるいくつかのそれらを見直すことに。

 私と同様、ほとんどの人は保険契約の小さく細かい文書をまともに読んではいないだろう。あれを読むだけで一生が費やされそうな気がするほど。しかし本当に自分に合った保険かどうか要点は確認する必要があり、毎月の保険料が安いというだけで契約しないことだ。「期限あり」か「終身」かは最低限の知識だし、勝手な思い込みは後々泣くことになる。