冬の課題

 日曜の朝、8時前に起きて窓から外を見たら12〜13センチほど雪が積もっていた。これは今冬金沢では一晩で降った最も多い積雪量、いかにも北陸金沢の冬景色である。

 さっそく家の前の雪をどかそうと外に出たが、既に向かいの家の人がかなりどけてくれていて恐縮する。私も自分の家の前だけでなく、隣近所の場所までスコップを運んだ。寒いけど、じつは朝の雪どかしはとても良い運動になる。

 ところで、近所付き合いはとても大切。雪どかしなど、他人がやらないから自分もやらないという姿勢では、ただでさえ寒い季節なのに気持ちまで寒々としてしまう。他人がやらなくても自分だけでもやろう、という心構えでいたい。

 それにしても土曜の夜から日曜の朝にかけての冷え込みはかなり強烈で、布団に入っても寒くて全然眠れなかった。寝不足は禁物、もっと暖かくして就寝しなければ。インフルエンザにでもなったら大変だ。

 大寒に入り冬本番とはいえ、幸い今冬の金沢は雪が少なく助かっている。しかし、もちろんこれからどうなるか分からないし、気温は最高でも一桁だから寒さに変わりはない。

 そんな中、いかに効率よく部屋を暖めるかを考えている。寒いからと何でもかんでもたくさんの暖房器具を使いたくない。貧乏人だから節約せねばならず、光熱費を極端に上昇させるわけにはいかないのだ。できればエアコンの暖房だけで冬を乗り切りたい。

 暖かい空気はどうしても部屋の天井付近に溜まるので、サーキュレーターで空気を循環させるとかなり違ってくることが分かった。とはいえ、それをただ回せばいいというわけじゃなく、設置する場所や方向が意外と難しい。ネットで検索するとそれの使い方はいろいろ出てくるが、家の形態や部屋の構造はみんな違うから絶対的なものはない。

 光熱費を抑えるためエアコンの設定温度をなるべく上げずにどうやって暖をとるか、それが今冬の私の課題の一つになった。