厳冬と猛暑

 天気に関する記事を書くことが多いけど、今回も書かざる得ない。先週の後半は極端に冷え込み大雪となった。朝起きて外を見ると屋根には50センチほどの積雪と端から巨大な恐竜の牙みたいな氷柱が何本もぶら下がってる。金沢では久しぶりの光景で、子供の頃を思い出した。
 
 大雪は北陸地方で目立ったが、雪の影響は、北海道はもちろん、東北、関東、近畿、中国、四国、九州まで日本全国広範囲に及んだ。どうなるか心配したが、日曜の未明に雪は止み、午前から青空が広がりホッとした。天気予報ではこれからしばらく暖かい日がつづくというので、たくさん積もった雪もかなり溶けてくれるだろう。

 金沢はたった二日で雪が60センチほど積もった。これは確かに大雪だが、私の子供の頃にはザラにあったこと。先月の40センチ、先日の20センチ、そして今回の60センチと、合計1メートル20センチの積雪は最近では珍しい。

 まだ1月上旬、2月から3月にかけまだまだ雪は降るだろうから、今冬は大雪に見舞われた年として記憶されることになるのだろうか。雪で河川敷に出られないのが残念。散歩しながらバードウォッチングしたいが、しばらくの我慢。

 世界に目を向けると、アメリカのフロリダで積雪を記録したことに驚いたが、一方で、オーストラリアのシドニー近郊では50℃近い猛暑だったらしいからさらに驚いた。要は地球温暖化による気候変動が益々激しくなってるという証かもしれない。

 米国のトランプ大統領はフロリダの雪を見て「だから地球温暖化はウソ」と口にして世界中から顰蹙を買ったが、寒いか暑いかだけの判断で、全体を俯瞰できない人物が世界の親分気取りなのは本当に迷惑千万。政権内部からも精神状態を疑われてるトランプ氏、即座に大統領を辞任すべきだ。