異常気象

 今年も残すところ後一日。どうしても気になるので今年最後のブログは天候について書くことにしよう。

 ああ、それにしても穏やかな12月だった。金沢では初雪が降り、その後も雪は降り多少は積もったがすぐ溶けてしまった。冬だから寒いと言えば寒いが、凍えるほどでもなく、雷ゴロゴロの「ブリ起こし」も一回あっただけ。

 風がそれほど吹かなかったから枯葉が舞うこともあまりなく、玄関前に溜まる落ち葉の掃除も数回で終わった。いつの間にか近くの川に生える大きなケヤキの木もすっかり裸になり、もう枯葉の掃除をする必要もなさそうだ。

 去年の12月も穏やかだったが、今年は去年以上に穏やかな気がする。この3〜4年の間に特に変化を感じる。グローバル経済の影響が、冬の変化にも及んでいるに違いなく、地球温暖化は確実に進行している。

 寒さが身に染みる季節のはずなのに、しかし金沢の天気予報を見ると、雨と曇り、そしてときどき晴れ、年明け後も雪マークを見かけない。これじゃあ、兼六園のせっかくの雪吊りも絵にならない。

 金沢より東京の方が平均すると寒いかも。近年、年間を通して東京より金沢の気温の高さが目立つ。寒い金沢は過去の思い出になってしまったのだろうか。北海道では大雪らしいが、いずれ本当の冬は津軽海峡を越えなければ体感できなるかもしれない。

 年が明け、金沢でも1月下旬から2月にかけてドカ雪なんてこともありえるが、果たしてどうなるか。年を取れば暖冬は助かるけど、しかしなんとも不気味…。