保守的な自分

    私は量的に僅かとはいえ、こうして他愛ない記事を一週間に一度ネット上の私のブログにアップしている。これまで「はてなダイアリー」というサイトを利用してきたが、先月いっぱいで運営が停止、今月から私のブログがアップできなくなるという。随分前にメールで知らせが届いていたが、すっかり忘れていた。

     「はてな」というネット運営会社の都合からか、「はてなダイアリー」を停止、新たに「はてなブログ」をスタートさせると言う。同じ会社で似たような名前だが、利用者としてはかなり戸惑う。

     手続きを上手にやれば従来の「~ダイアリー」は「~ブログ」へ完全に移行できるらしい。とはいえ、私のようなネットの素人にはこれがなかなか難しいという先入観に陥ってしまう。面倒臭いのでブログはもう止めようかという気持ちにも正直なっていた。

     2月も過ぎてブログなんかどうでもいいや、という投げやりな気持ちにもなったが、念のため「はてな」のサイトから移行の方法に関する説明をじっくり読んでみた。ややこしそうな気もしたが、しかし、せっかくだから自分のブログの移行を試してみることに。

     実際試してみると意外と簡単、短時間に移行が済んで、投げやりな気持ちになっていた自分を恥じた。何事も試してみなければ実態は分からないことを痛感する。

 これで従来通りブログは続けられるし、数は少ないだろうが全国の見知らぬ私のブログを読んで下さるの方々にも迷惑をかけずに済んだ。

     おそらく私は典型的な一般のネットユーザーなのだと思う。それなりにIT機器を使いインターネットを利用してはいるものの、使いこなしているわけではまったくなく、ちょっと専門的なことになるとまるで分からなくなる。

     機器やネット、そしてアプリに使い慣れると変わることを恐れるようになるが、世間に対して変革を訴えながら、自分は変わりたくないとしたら、それこそワガママというもの。変えて良いものと悪いものの見極めは難しいが、自ら変わることを恐れてはいけないのだとつくづく思った次第。