住みやすい環境作り

 私は気分転換のため、常に各部屋のレイアウトを見直してるが、ここに来てとうとうテレビを片付けることにした。元々テレビ番組などほとんど見ないから物理的に邪魔になり、それでテレビ受像機を処分することにしたわけ。

 いくらほとんど見ないと言っても、これまで起床した時や買い物等の帰宅後に何気なく点けては画面をチェックしていたのだが、テレビ受像機という存在が室内から無くなり、もうそんな余分な事をしなくても済むようになりスッキリした。

 今後はネットとラジオから情報を得るつもり。音だけのラジオは聴きながら想像力を膨らませることができるので、テレビに替わり性能の良い高感度の新型ラジオが欲しくなった。とは言っても、現在はインターネット無くしては成り立たない社会。それは今後益々発展するだろうから、どうしてもIT機器が中心の生活を送ることになる。

 現在の私はスマホより断然パソコンを利用している。今から14年近く前に東京から金沢へ戻り、実家で母親の面倒を見ながら人生の再スタートをしたが、実はその時、パソコンを従来のWindowsからアップルのiMacに変更。当時購入した27インチiMacは本当に素晴らしいパソコンで、以来、IT機器はアップルの製品が中心になる。

 その大型iMacも時代遅れとなり倉庫に片付けたが、しかしテレビを処分した後、再度その27インチiMacを復活させることにした。もう古いパソコンなので主要な作業は無理とはいえ、大型画面を利用し好きな美術品、特に絵画を鑑賞する専門装置として利用したいと思ったわけである。

 かつてArt Authorityというアプリを以前購入したことがあり、世界中の数々の絵画が鑑賞できるそれは私には大変貴重な代物。残念ながらこのアプリは古いので旧Macにしか対応していない。古い製品の有効活用、何を捨て、何を残すか、見極めはなかなか難しい。

 いかに暮らし易い住居空間を作るか、これは人間にとって尽きることのない興味だろう。部屋のレイアウトを見直すことにより、どうしたら効率よく集中して作業できるか、同時に安心して寛ぐことができるか、試行錯誤を繰り返すばかりである。

 重要なのは限られたスペース内で、なるべく広い空間を確保すること。その為には全然使わないものは処分して、物理的な空間を確保することが肝心だが、それだけでなく心理的な解放感を得ることがとても大切なのだと思う。