流行に惑わされたくない

 先々週の大雪以来、朝の散歩ができず、だからバードウォッチングも十分楽しめない有様。それでも午後のひと時、ちょっとだけ河川敷の様子を見に行くと、カルガモやトンビだけでなく、カワガラスツグミがいたりする。

 時間の経過の早さを嘆くばかりの今日この頃だが、バードウォッチングしたいがため、なぜか春の訪れを早く待ち望んでる。春から夏にかけ、また多くの違った野鳥たちと出会えるかと思うと楽しみだ。しかし冬本番はこれから、今週から来週の天気予報には雪マークがつづく。

 さて、2月に入れば世間は一気に冬季オリンピックムード一色になるだろう。しかし私はオリンピックに何の興味も抱かない。オリンピックは完全に商業主義化し堕落してしまった。スポーツは勝利至上主義に翻弄され、文化の側面が著しく損なわれている。

 20日(土)の北陸中日新聞の朝刊24面「こちら特報部」に「五輪がスポーツ ダメにする?」との記事が大々的に記載されていたが、「反東京五輪宣言」と題したブログを発表してるラグビー元日本代表の平尾剛さんのような、直接スポーツの世界に身を置いた人からの反対意見はとても重要だと思う。

 オリンピックやワールドカップのようなスポーツも、そしてインターネットのツイッターフェースブックなどのSNSも、現代の大きな流行のようで、まだまだ文化として確立していないようだ。

 私はインターネットでツイッターフェースブックを利用してるが、しかし熱心ではなく、最近ほとんどアップしなくなった。SNSでは一週間に一度、こうして自分のブログで他愛ない意見を述べたりしてる程度。

 流行に惑わされたくないとつくづく思う。外部を遮断し、内なる世界に閉じ込もることができるなら、それはある意味、幸福の極地かもしれない。どんなに長生きしても人生100年、好きなことに集中したい。