悔いだらけの人生だからこそ

 今日は2月4日(土)立春。月日の経つのはなんとも早く、もう一年の1/12以上が過ぎた。この調子で今年もあっという間に終わる。世界的に激動の幕開けの一年となり、大波乱のまま過ぎ去るだろう。

 「十年ひと昔」とはずっと以前から言われてきたが、IT産業が隆盛するに従い、それが「五年ひと昔」になってしまった。パソコンやタブレットスマホなどの身近な機器類の進歩は著しい。それらだけじゃなく、社会構造そのものが益々デジタル化し、背中を押され、急き立てられるようだ。

 もはや5年前のIT機器類は最新に比べ化石のように古臭く、時代の変化になかなかついていけない自分がいる。ところが、科学技術以外でも政治経済分野で凄まじい変化が生じて、もはや「五年ひと昔」どころではなく「一年ひと昔前」の情況だ。

 高慢で常識外れ、支配欲の塊のようなとんでもない人物が政治の世界の中央に君臨、全体を引っ掻き回そうとしているが、1年前までは想像もできなかった。今や「一年ひと昔」、来年の世界や日本はどうなっているだろう。私は1年後の2月4日にどこで何をしているだろうか。

 これからの人生、試練の海原に放り出されるかもしれない。頭も心も、肉体も、身体全体を日々鍛え、泳ぎ切る体力を確保しけなければならないが、たとえ力尽き海底に沈もうとも、悔いなき人生でありたいものだ。

 いや、悔いのない人生などあり得ず、人生は悔いだらけ! せめて自分のやりたいことを目指し、それが道半ばで終わるとしても、私は自ら選んだ道中で前を向いて倒れたい。一番悔しいのは、他者(権力)に翻弄され、道を外され、自由が効かなくなること。誰かに無理やり倒されるなんてゴメンだ。