100歳以上の数

 2016年度 全国の100歳以上の高齢者数が今日(9月14日)の朝刊に載っていた。過去最高の6万5692人。昨年より4124人多く、女性が5万7525人、男性は8167人とのこと。

 46年連続増加で、それにしても昨年からの増加数が半端じゃない(前記事の数は2015年度のおおよその数)。医療技術の進歩が大きな要因だと思うが、しかし喜んでばかりはいられない気がする。

 6万5692人の内、身の回りのことを一人でこなせる自立した人は果たして何人いるか。おそらく数える程しかいないだろう。統計は男女の数だけでなく、要介護・要支援の内訳、自宅在住か施設入居なのか、それらも併せて公表できたらいい。

 以前にも書いたが、100歳以上の人数や、平均寿命が重要なのではなく、高齢になっても誰にも頼らず一人で生活できる健康寿命こそ注目すべきであり、「人間の自立」支援をどうすべきかを「敬老の日」だからこそ皆で考えたいものだ。