遅くなってもいいじゃないか

 冬に逆戻りしてしまったかのような天気、いや今はまだ冬だからこれが普通だ。最高気温は10℃に届かず寒い、だって冬なんだから。

 でも、いつのまにか今日は2月最後の月曜日。今週末はもう3月だ。年初の大地震で慌てふためき、瞬く間に時間が過ぎた。最近は落ち着きを取り戻しホッとしているが、いつまた足下が大きく揺れるかもしれない

 それにしても、この2月は本当に暖かかったな。おそらく気象庁は来月になって発表するだろう「今年の2月は観測史上最も暖かい2月だった」と。

 天気はともかく、もうあれもこれもと手を出すことは止める。身体が一つしかないのに多くの事をこなすなんて無理。これまで様々な物事に関心を抱いてきたが、それらを実行してきたわけじゃなく、ただ意識だけが先行し、やりたい気持ちが空回りしていたに過ぎなかった。

 気持ちが焦ると実際の行動にも影響が出て、ほとんど成果を上げることができない。たくさんの事に関心を抱くのはいいが、表面をなぞってるだけじゃダメ。自分の出来ることを絞り、それを深掘りしなくちゃ。

 とにかく生きてる間はやりたい事に徹底しよう。当たり前だが、これが意外となかなか出来ないのである。特に若い頃はいろいろ悶々として集中できなかったりする。高齢となり年金生活者となり、やっと確実に一歩ずつ進めそうだ。

 今頃になってもう遅い? いや、決してそんなことはない。人生のあらゆる領域に遅くてダメなんてことはない。むしろ高齢になればこそ視界がハッキリし、目的に邁進することができるようになる。