それにしても…

 北陸の冬の天気はコロコロ変わる。昨日は青空で心地良かったのに、今日は一日中雨、明日は雪かみぞれ、そして明後日はまた太陽が顔を出す…といった具合だ。今年は特に変化が著しいような気がする。冬の最中に時々日光を拝めるのは実にありがたいが、しかし明らかに気候変動を感じる。

 予想された通り、今冬はこれまでのところ雪が少なく、能登半島地震で被災した人々にとって、大雪でないことはほんの僅かだが慰めになる。

 大地震から丸二週間が経過、金沢でもたまに小さな揺れを感じるが、気持ちはだいぶ落ち着き、冷静に判断できるようになってきた。ただし、今月中はまったく油断できない。時間が経過して安心していたら、ちょうどひと月後に大揺れした地震が過去にあったからだ。

 それにしても、もっと迅速に国や県は動けないのか。過去の東日本大震災熊本地震と比べても、今回の能登半島地震への政府の取り組みはかなり遅く感じる。半島という地理的な事情にもよるだろうが、それにしても…。

 岸田総理、馳浩石川県知事を見ていると、この人たちの対応はつくづくダメだ。即交代すべき。そして、石川県には大きな地震は発生しない、と高を括っていたのか、長期在任中に災害対策を放置し続けた前知事の谷本正憲氏の責任はとても大きいと思う。

 避難者が避難場所で全然安心できないというのは本当にマズイ、行政の普段からの取り組む姿勢が災害時に露わになる。いつ、どこで、どんな状況下で資金を投入すべきか常に問われるのが政治、少なくとも現在の日本で無駄な軍事やお祭りに貴重なお金を捨ててる場合ではないはずだ。