冷蔵庫の調子

 ちくわを食べたくて冷蔵庫から出すと傷んでいた。まだそんなに経ってないのになぜ? 他の品物も触ってみるとあまり冷えてない。念のため庫内温度を測ると、なんと20℃にもなってる。我が家の冷蔵庫は15年近く使用してきた。寿命で壊れたのか?でも冷凍室は冷たく氷もできてる。冷蔵室内が機能してない。

 ネットで調べると、冷蔵室内が冷えなくなるのはよくあることで、冷凍の冷気で冷蔵室内を冷やすのが冷蔵庫だから、冷風口奥で霜ができて固まり、冷凍室から冷蔵室への空気の流れが遮断されてる可能性が高いとのこと。

 今更、冷蔵庫を分解する気にはなれない。業者を呼んで修理してもらうか、それとも新品に買い換えるか。もうすぐ本格的な夏を迎え、冷蔵庫は必需品だ。焦って新品の冷蔵庫を買う前に、調子の悪い現冷蔵庫を復活させることを試みたい。

 気温が20℃前後の日がつづくので、これを判断基準にする。冷蔵庫の電源を切る時間で観察。
 2時間…まったく効果なし。室内温度は20℃で変わらない。
 8時間…15℃まで下がったが、まだまだダメ。
 12時間…10℃まで下がり室内は冷んやりしてきたが、まだダメだ。
 24時間…なんと、5〜6℃まで下がった。

 電源の遮断時間が長くなるほど、徐々に回復してきたことが分かる。やはり冷風口の奥が霜で固まり、それで冷凍の空気が冷蔵室内に還流できなくなっていたのだ。霜を解凍するには時間がかかるということだろう。やはり冷蔵室内は少なくとも5℃〜7℃位でなければ困る。

 ところで冷静に振り返ると、冷蔵庫が不調になったのはかなり前からだったに違いない。おそらく数ヶ月、いや半年くらい前からおかしくなっていたのだ。ちょうど冬の期間と重なり気がつかなかったのだと思う。冷蔵庫が普通に機能していれば中の物が冷えるのは当たり前で、冷蔵庫から物を出すとき手も冷たく感じるはずだが、この感触をいつの間にか忘れてしまっていた。

 およそ15年間使用してきた冷蔵庫。何千回、何万回とドアの開閉を繰り返すうち、冷風口の奥で霜がかなり厚く凝り固まってしまうのは仕方ない。

 5〜6℃まで下がった冷蔵庫内温度だが、しばらくすると7〜8℃まで再び上昇。霜はまだかなりこびりついてるようだ。霜を完全に溶かすため、もう一度24時間電源遮断してみなければと思っている。