NHKのEテレとニュース番組

 地上波のテレビ番組はあまり見ない。もっぱら映画や音楽鑑賞用として受像機を使っているが、しかし地上波を全く見ないわけではなく、NHKEテレ夜8時台の番組は食事しながらよく見ている。

 月曜から木曜までの「ハートネットTV」は介護・福祉や障害者、そしてLGBTなどに対する社会との関わりを積極的に取り上げ、私たちはどのようにして生きるべきかを問題提起、とても参考になる。

 金曜の「あしたも晴れ!人生レシピ」や土曜の健康番組「チョイス」も悪くなく、リラックスしながら楽しく見ている。

 そして日曜の夜は「日曜美術館」の再放送。私は美術が大好きなのでいつも興味深く観賞。番組では古今東西の様々な芸術家や作品を取り上げてくれるので嬉しい。ただ、評価の定まった有名作家の作品ばかりでなく、最先端の表現をもっと見たいが、しかし保守的で官僚的なNHKは反権威・反権力で前衛を突っ走る覆面作家バンクシーなどは決して取り上げないだろう。

 それにしても、NHKのニュース番組だが、あまりに体制側ベッタリの堕落ぶりにウンザリする。民放の報道番組も似たり寄ったり。例えば、毎晩7時からのNHKニュースが第四権力としてのジャーナリズム魂をほんの少しでも発揮してくれたなら、その影響力から日本は少しはまともな方へ向かうと思うけど。だが、現状ではとても期待できない。