自分と未来は変えられる

 梅雨明け宣言はまだ出ていないが、先週末から空模様は回復したし、その後しばらく晴天が続くようなので、実際にはもう今年の梅雨は終わったような気がする。いよいよ本格的な夏の到来。今年の夏は相当暑くなりそうで、熱中症が非常に心配だ。自分は気をつけてるから大丈夫、との自惚れは捨てたい。

 25℃以上が夏日、30℃以上は真夏日、35℃を超えると猛暑日酷暑日とも言うらしい)、40℃を超える正式な名称はないが、こちらを酷暑日と指定してはどうか。さすがにまだ45℃以上の名称は検討もつかないが、もし付けるとすれば激暑日か。

 猛暑も、酷暑も、激暑も、どの名称がより暑く感じるかは人それぞれ、とにかく暑くてどうしようもないことに変わりなく、すでに世界中で、特に欧米で「激暑」を記録している。

 暑さの名称はともかく、気温があまりに高くなると人間は動きが鈍くなり、何もしたくなくなるのは事実。身体の健康を考えてじっとしてる方が賢明かもしれないが、何もしないのはさすがにマズイ。常に小さな変化を自ら促したいものである。

 面白いかつまらないか、その違いとは何かを端的に言えば、それは「日常と非日常の違い」ということになる。すなわち、日常がつまらなく、非日常が面白いのである。同じことを繰り返す毎日の生活が物足りなく感じるのは当然で、いつもあたりまえの景色しか目に入らないからウンザリしてくる。

 暑いからとじっとしていては面白いわけがない。非日常を味わうには旅行なんか最適だろうけど、近場で楽しむには映画を観たりスポーツに興じるのがいいだろう。しかしもっとも安上がりな非日常を味わう方法は読書かもしれない。

 他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。「生きがい」とは自らを変えることなのだとつくづく思う。同じ生活を繰り返してると変化に対して次第に億劫になるが、慣れは人生の危険信号、未来を閉ざしかねい。例えば、気分転換にちょっと部屋のレイアウトを変えてみれば、それだけでいつもの景色がガラリと変わるから面白い。