偉そうなことを述べて今年の最後を締めくくる

 今年も最終週を迎え、今日を含め残り5日だけとなってしまった。年ごと時間の経過が早く感じる。10歳の時の一年が1/10なのに対し、100歳まで生きたら一年は1/100。一年が1/10に短くなる、言い換えれば10倍も早くなるわけだから当然と言えば当然。

 さて、今冬最強の寒気団が列島を包み込み、私の暮らす金沢でも大雪警報が出た。昨日も今日も朝起きて外を恐る恐る見るとかなりの積雪、それでも予想していたより少なかったのでホッとする。ただ気温は昼間も1~3℃くらいだからほとんど溶けず、今後、断続的に降る雪で量は段々増加してゆくかもしれない。

 年が明け、1月、2月の雪がどうなるか心配だが、この時期に20~30㎝前後の積雪は私の子供の頃ならごく普通の光景。だからそんなに恐れることはないけど、年を取ると雪かきは辛くて面倒、ほどほどの雪であって欲しいと心から願う。

 繰り返すが、雪景色は冬の北陸金沢の光景として当たり前、この地でむしろ12月下旬のクリスマスイブになっても積雪がゼロだったことこそが変だった。

 振り返れば、新型コロナウイルスに全世界が翻弄される中、今年もいろんな事があった。政治はデタラメ、経済はヘロヘロ、愛国ビジネスに乗っかりメディアで偽右翼が跋扈、物騒な事件も頻発したし、そして東京オリンピックパラリンピックが無理やり開催され、スポーツの崇高な理想は地に落ち汚濁にまみれた。

 来年はどうなるだろうか。今年よりマシになって欲しいと思うが、残念ながら益々酷くなりそうで淡い期待は抱かない方がいい。

 偉そうなことを述べて今年最後の記事を締めくくりたい。

 「ひとりの人間がいくら努力しても社会は変わらないが、自分の努力が自分自身を変えられるのは紛れもない事実。」「社会に期待しない、むしろ絶望すべき。けれど、自分(人生)に絶望しないこと。」