今年(2021)のベスト5

 年末になるといつも身近な品々から選んで今年のベスト5を書いてきたが、2021年はこれといったモノがなかなか思いつかない。小さくても役立ち面白かった物、あるいは鑑賞したり体験したことで印象に残った事など、一年を振り返り何とか探して無理矢理列挙してみる(順不同)。

1 アップルのHomePod mini

 音楽の無い人生など想像できない(たとえ耳が不自由な人でも身体でリズムを感じながら日々を生きている)。私はジャズやクラシックが大好きなので毎日必ず何かを聴くが、「HomePod mini」は直径10㎝足らずの小物にも関わらずいい音を出してくれる。

2 キッチンタオル

 台所を中心にこれまで雑巾とティッシュペーパーだけで済ませてきたが、その中間的とも呼ぶべきキッチンタオル(キッチンペーパーとも言うらしい)を初めて使い、その扱い易さに感心した。これはもう止められない。

3 日本酒の白鹿辛口純米酒

 アルコールでは日本酒が好きだ。特に冬の寒い時期は熱燗が上手い。貧乏人には値段の張る高級酒は無理、2リットルで1000円前後の紙パック酒で十分。ただし妙な不純物の入ってるものはダメ。この製品は「原材料は国産の米と米こうじ」のみラベルに表示、辛口味も気に入った。

通販生活のメディカル枕

 不眠症じゃないけど、いつも睡眠不足を感じていた。これまでいろんな枕を試してみたが、どれもこれも頭にフィットせず不満だった。思い切って一万円もするメディカル枕を通販生活から購入、以来かなり眠れるようになった気がする。高い値段を払ったんだから、そう思わないと損だ。

村上春樹著「一人称単数」

 500円の図書カード三枚が財布に入っていたので、値段がちょうど1500円のこの本を買った。実費は消費税の150円のみ。村上春樹の作品は長編は全て読んだし、中短編もいくつか目を通した。彼の描く世界は不可思議な要素に満ちてるが、しかしとてもリアルで人間の内面に迫ってくる。この最新刊でも村上ワールドが十分楽しめる。

 以上。もっと候補があったような気がするけど思い出せない。節約のため、何でもかんでも購入したり見聞するわけにはいかず、心身の健康と快適な生活を目指し、慎重に品物は選択せねば。来年の生活は今年よりもっと厳しくなりそうで不安。