あまりに暑い夏

 暑い。金沢でも35℃前後の日々がつづく。一階のエアコンの効いた部屋で寝てるが、なかなか熟睡できず、連日の寝不足。「23時半頃寝床に入り涼しい部屋で熟睡、朝は7時に起床してリフレッシュした身体で毎日やる気満々…」という当初の目論見は今のところ全然実現できない有様。

 蚊のせいだ。蚊に刺されると痒くてガマンできず、実に不快。深夜の1時頃から朝方の4時過ぎまでほとんど眠れなくなる。今夏は暑さのせいか、いつもより蚊が多い気がして殺虫剤をバンバン撒いてる。しかし蚊を根絶することは出来ないし、第一殺虫剤が身体に良いわけがない。

 何とかしたいので、発想を転換することに。見方を変えれば、蚊に狙われるのは私の血が美味いからだろう。

 厳密に診てもらったわけではないが、私の血は若々しいはずだ。老人が蚊に刺されることは滅多にない。それは身体が弱ると同時に血液も新鮮さが失われるから。私は食物に好き嫌いはなく、特に玉葱や青魚をよく摂るので、おそらく血液は年の割にはサラサラだと思う。

 蚊に刺されるのは嫌だが、しかしそれは若々しい何よりの証拠。夏の最中、蚊に刺されなくなったら人生はおしまい…くらいの気持ちでいることにした。

 それにしても「災害」にも認定されつつあるこの暑さ。確か気象庁から「日中の運動を控えるように」との通達も出てるんじゃなかっけ? にもかかわらず、こんな暑い最中、しかも炎天下に毎年恒例の全国高校野球選手権大会が甲子園で開催されてる。

 熱中症で搬送される人が急増し、亡くなられた方も過去最高を記録。夏の全国高校野球選手権大会は場所や時期を見直すべきだ。選手だけじゃなく関係者や観客から、もし死者が出たらどうするつもりか。

 2年後の2020年にはこの時期に東京オリンピックを開催予定、ほとんど狂気の沙汰としか思えない。私は今現在も東京オリンピックには反対だ。スポーツ大会といっても競技や選手は二の次、大人が子供を利用し、競技はスポンサーの金儲けのために演出される。「感動」の言葉に騙されてなるものか。