修行の年

 今年もあっという間に一週間以上過ぎて、この調子なら今年も終わり、もうすぐ来年だ(笑)。つくづく時間は大切にしなければと思う。

 さて、お正月が終わり、6日(金)7日(土)8日(日)と丸三日間お酒を一滴も飲まなかった。今日9日(月)も飲むつもりはないので、これで4日連続になる。家の中で酒は飲まない。この調子で一年を乗り切ろうと思っている。

 昨年も春や秋に丸一ヶ月ほど家で飲酒しなかった期間があり、その時は体調が良かったように記憶している。それでも夏には冷たいビールを、冬は日本酒の熱燗を、ガマンできずに口にしたが、今年は夏であろうと冬であろうと、一年を通し家で酒は飲みたくない。

 家で飲まない理由、それは「体調管理・健康のため」というのは表向き。一番の理由は節約のためだ。貧乏人に毎日の飲酒はかなりの負担となり、家計を見直さなければならないわけだ。しかし外で飲むことを止めるつもりはないし、果たして家での断酒を年間を通し実行できるかどうか? 自分でも怪しいと思っているが…(笑)。
 
 私は家を自分の修行の場にしたい。家事労働に勤しみながら、心身ともに我が身を鍛えるつもりだ。お寺じゃあるまいし「修行」だなんて大げさに聞こえるかもしれないが、それを自らに言い聞かせないとズルズルだらしなくなるばかり。だから断酒はひとつの方便なのである。

 ところで、コンピュータにすっかり囲まれて人は生活せざる得なくなり、私もパソコンだけでなく、スマホタブレットも所有。外出すれば銀行や郵便や交通機関など全てコンピュータで管理され、世の中のIT化はもはや後戻りできない。

 しかし、だからこそか、自分を裸にしてコンピュータから解き放つ。そんな自分を想像してみることはとても重要かもしれず、いざとなればコンピュータ無しでもかまわない…くらいの気持ちは失いたくない。この意識を心の片隅に抱きつづけることもひとつの修行だと思っている。