新型コロナの6月

 昨日と今日の気温、朝方が16~17℃で日中は25℃前後。一日を通してこれくらいの温度変化が、寒くも暑くもなくちょうどいい。青空が広がり、まさに初夏の陽気、本当に清々しかった。

 玄関先の小さな庭ではヤマアジサイが咲き誇り、その幾つもの小さな紫の花びらの周囲を、蜜蜂が飛び交い、蝶が舞う。地面を覗くと、おそらくカナヘビだと思うが、全身茶色の小さなトカゲが何匹か這い回っている。なかなか楽しい光景で見飽きることがない。

 私は猫や犬などの動物だけでなく、昆虫から植物まで生物は好きでどれも興味深いが、それらを飼って養ったり、育てたいとは特に思わない。それらを自分だけのものとして取り込まなくても、家の周りでは草が生え、花が咲き、小動物が這いずり回り、四季折々の小さな自然の変化を楽しめるので十分。

 4月と5月の涼しさはどこへやら、6月に入って急に暖かくなり、中には真夏に近い日も迎えるようになってきた。梅雨入りは遅くなると思っていたが、どうやら今週中にそれは宣言されるかもしれない。先日、今年初めて扇風機を回したが、さすがにエアコンの冷房を入れるつもりはまだない。

 ところで、少し暑いかなと思う日など、スーパーなどではとっくに冷房が入ってる。暑いと冷房、寒いと暖房、それはそうだが、一年中どちらか必ず入ってるみたいで、客に対するサービスのつもりらしいが、これはやり過ぎだ。

 大型スーパーやショッピングモールは人で混み合うが、冷房はなるべく控えめにすべきでは。暑さに弱いはずの新型コロナウイルスにとって、冷房が効く場所は潜伏するのに絶好…と思ったりするが、実際はどうなんだろう。

 毎年繰り返される、秋から冬にかけてのインフルエンザの流行と共に、新型コロナウイルスの本格的な第二波には十分気をつけたい。ワクチンはそう簡単に開発されるとは思えず、東京オリンピックパラリンピックは早期に中止宣言すべき。延期されたお祭り騒ぎに莫大な金を回す余裕なんかないはず。