世界の水準

 中国の現憲法国家主席の任期は二期十年と決められているが、なんと習近平はこの任期を撤廃するため、憲法を変えようとしている。三期目どころか無期限に国家主席に居座ろうとする習近平は独裁者そのもの、民主化の期待もこれで一気に萎むかもしれず、中国の将来に暗雲が漂う。

 ロシアではもうすぐ大統領選挙が実施されるが、これはもうほとんど茶番劇。プーチンが再選されることは間違いなく、プーチンは独裁者としてロシアに君臨しつづける野望を隠そうとしない。

 アメリカ合州国ではトランプが非人道的・非民主的な政策を邁進、まともな勢力がこれまで何とか阻止して来たが、果たして今後どうなるか。戦争が勃発する可能性が益々膨らむ。

 まったくとんでもない連中が大国のトップとして世界に君臨、これが世界の現状、地球人の大多数が迷惑千万だ。トランプ、プーチン習近平、彼らの存在は人類の知的レベルをそのまま表す。人類は未だこのレベルなのだということを人類は自覚する必要がある。

 さらに、嘘をつくことでしか政権を維持できない日本の安倍晋三。そして、選ばれた民だからと自分勝手に振る舞いパレスチナを弾圧しつづけるイスラエルのネタニヤフ。トランプ、プーチン習近平安倍晋三、ネタニヤフ…彼らを見ていると、朝鮮民主主義人民共和国金正恩が普通に見えてくる。

 彼ら政治家たちの危機を煽る言動にはくれぐれも騙されないよう、私たち庶民は気をつけなければ。以前にも記事にしたが、彼ら政治家は権力維持のため、大衆に国境や人種や宗教の違いを強固に意識させ、問題の本質を隠す。国境や人種や宗教の違いではなく、強者と弱者との力関係こそが問題の本質。

 弱い立場の人々が国境や人種や宗教の壁を越え、連帯しなければならないが、その有効な道具としてインターネットを活用すべきなのに、現状はまったくの逆効果。最先端が弱者の救済に使われるためには、技術だけでなく何より哲学が必要だということ実感する。