気まぐれ天気

 5月は凄く暑かったな。金沢でも30℃近くが何日もつづいたので、だからこの5月の平均気温は観測史上一番かもしれない。扇風機を回したかったが、さすがにそれは我慢。もし5月に扇風機を使っていたら初めてとなる。

 その昔、扇風機は7月に入ってからと決めていたが、じつはだいぶ前から6月下旬から使い始め、ここ数年は6月上旬から…というわけで、だんだん早まり、ひょっとすると来年以降は5月中に扇風機のお世話になるか?
 
 4月までストーブで温まり、5月から扇風機で涼み始めると、まったく、年間を通しちょうど良い時期がなくなる。天気ほどアナログ的な領域はないと思っていたのに、いやはや、寒いか暑いか、気候までデジタル化したようだ。

 ところで、私の地元金沢では6月に入ってすぐ「百万石祭り」が催される。この祭りは年間を通し金沢市の一番のイベントで、一昨日3日にはメインの百万石行列が市内中心部で行われた。そして昨日4日は各校内の町内会で子どもたちによる太鼓行列のはずだったが、運悪く朝方の雨により今年のそれは中止に。

 町内会の役員を務める私はいつもより早く起きて心の準備をしていたが、中止の報告を受け、肩透かしを食う。正直、お祭なんて面倒臭いという気持ちの私であるが、それでも、一年のたった一回の、それも午前中だけの行事が中止になるのは、やはりちょっと残念。

 4日の朝早く、小雨が1時間ほど降っただけで、やがて晴れるであろうことは天気図を見れば明らかだったが、ただ、子どもたちの体調や安全を考えれば中止も仕方なかったかもしれない。本当に空模様って人間にイタズラするなぁと実感した次第。

 それにしても、インターネットを利用するため毎月高額料金を払っている私だが、じつは私が一番利用してるのは天気予報のサイトなのだ。今この瞬間、雲の流れが把握できるのは非常に便利である。しかし、天気予報のためのインターネットとは、我ながらちょっと寂しい気がしないではない。