タバコと銃

若い頃、タバコを吸っていた。
20歳頃から吸い始めたが、25〜26歳には口にしなくなっていた。
自然に止めることができたのは元々タバコが好きではなかったからだ。

タバコを吸い始めた理由のひとつとして、
タバコは大人の象徴でカッコいいとの思い込みがあったからに違いない。
好きだった映画俳優のタバコの吸い方をよく真似ていた。
だが、今やタバコは健康被害の元凶、悪の象徴のように扱われている。
タバコへのイメージは180度反転したと言っていい。

アメリカ(米国)では銃乱射による大量殺人事件が後を絶たない。
銃規制の動きもあるが影響はほとんどなく、銃は野放し状態。
全米ライフル協会が絶対的な力を誇示し、まるで銃が神のごときだ。

ハリウッド映画などで、アクション物を中心に、
拳銃での撃ち合いがカッコいいとのイメージが長年値え付けられてきたのでは?
だが、もうそろそろ銃を持っことはカッコ悪いとの意識転換をしなければ。
銃を所有することはダサくてみっともない一一そんなイメージが少しずつ浸透するなら、
アメリカ社会だけでなく、全世界に好影響を及ぼすだろう。

タバコは大人の証でもなんでもなく、それは身を汚し滅ぼす害毒。
銃は安全を守る神ではなく、それは平和を脅かす大悪廆。