個へのこだわりが徹底するなら、やがて全へのこだわりへと通底してゆく。
全とは底辺のこと。底辺は自由、平等、公平、人権、平和…の礎である。
自分を誇示したい、威張りたい、目立ちたいとの欲望を抱く輩は、
個を、そして全を、認識することができない。
支配欲に駆られた奴等はやたら高所へ登りたがる。
高所から景色を眺めながら悦楽に浸りたいのだろうが、
内心は不安でいっぱい、常に転落する恐怖に苛まれている。
そんな奴らは本質を知ることは決してできない。
現在、沖縄全土は辺野古の米軍新基地建設反対闘争で熱く燃えているが、
沖縄の人々の戦いは地域のこだわりを遙かに超えて、
それは、個の戦い、全の戦いなのだ。
安保法制への反対闘争も同様の意味を持つ。
安倍晋三、橋下徹、百田尚樹…
彼等のような狭量で右翼丸出し人間に「個と全」は永久に分かるまい。
知性を閉ざし、カラッポの中身を虚飾でカモフラージュしたがる、
彼等のなんと悲しくも、哀れな人生であることか。