日本は憲法第九条に掲げられている通り「戦力を保持しない戦争を放棄」した国のはずだ。ところが実態は自衛隊という強力な軍隊を持っている。そこで、憲法に則り実際に軍隊を持たない国として日本を想像してみよう。武器を持たない日本が敵の攻撃からどうやって守るのか。多くの国民が不安を抱くのは確かに分かる。
武器なき日本を守る。じつは全然難しいことじゃなく、世界中から守ってもらうようにすればいいだけのこと。どんな時代になろうと悪さをする輩は必ずいるが、悪党どもに対峙するため世界全体で防衛できるようような新システムを構築すればいい。
日本だけでなく、米国もロシアも中国も、その他の国々も、日本の憲法第九条のような条文を取り入れ、国単位では軍隊を持てないようにし、国連が各国に存在した軍隊を整理・統合、管理する。ある国や地域が危機に瀕したとき、国連で議決した後に国連軍(警察)を発動させる。これほど安心できるシステムがあるだろうか。国同士の愚かな戦争は消滅する。
現状、日本の自衛隊は敵と交戦できる軍隊になってしまったが、しかし災害時における活躍は大したもの。であればこそ災害救助隊として自衛隊は生まれ変わるべきだ。災害はまったく予知できず、いざとなれば国境を越え救助隊を派遣する。災害救助隊なら世界中から歓迎され尊敬される存在になるだろう。
インターネットが世界中に張り巡らされた現在、歴史上世界がこんなに狭くなった時代はなかった。だから大小それぞれの国は自国を第一に考えるのではなく、一人ひとりの個人と世界全体の利益を一番に考えるべきではないか。
そこで各国のリーダーは国連の場で以下のように演説して欲しい。
各国が保持する軍隊をすべて国連の管轄下に置き、国単位で勝手に武器を使えないようにしよう。世界平和を脅かす不測の事態が起きたとき、国連の決議により国連軍(警察)を出動させて鎮圧にあたらせよう。
これまで国単位で管理していた軍隊の一部を災害救助隊として残し、予期せぬ災害時にはすぐに働けるようにしよう。災害救助隊は国内に留まらず、制約なしに隣国だけでなく地球の裏側まで即行けるようにしよう。こうして全ての人々が安全で安心できる自由で平等な世界を築こうではありませんか。