恋愛中と結婚生活の違いは昔からいろいろ言われてきたが、分かりやすく例えると、化粧とスッピンの違い。恋愛中は互いに着飾りお化粧して夢の世界に埋没、しかし結婚後は互いが普段着のままスッピンで現実と向き合う。
もし結婚した後「こんなはずじゃなかった…」と幻滅するなら、その人はあまりに幼く、年取っても成長してない証拠。人生にとって恋愛から結婚への道程は下り坂ではなく本当は成長の上り坂だろう。そうなるためになるべくお互い「素」を見せ合い「素」から美を創出すべき。
素を美しくするには、肌を整え、姿勢を正し、身体を鍛えること。カモフラージュ、加工、嘘など「美」とは対極にあり、それらに埋没すると身を滅ぼす。何事もなるべくスッピンで勝負すべき。皆あれやこれやと策を練り過ぎる。
「もう歳だから…」と口にするようならそれは下り坂まっしぐらの典型。金を貯めて、一日の大半をテレビの前で過ごし、身体を動かそうとせず、頭を使うこともしない。「もう歳だから…」と言い訳して何事もサボりたがる。
テレビの前でじっとして過ごすことほど時間の無駄はなく、洗脳されて、操られて、益々バカになるばかり。「もう歳だから…」はほとんど人生を諦めてるかのよう、もったいない。大切な人生のため、テレビを消す、次にそれを捨てる。テレビの時間を頭を使う時間に置き換える。誰にでもできる。
筋肉は90歳を過ぎても鍛えることができるし、筋肉同様、脳ミソも幾つになっても活用できる。脳細胞はある年を境にどんどん死滅してゆくらしいが、未使用の脳細胞は死滅する細胞より遥かに遥かに多く残ってるからその領域を働かせればいい。
人間にとって最も大切な要素の一つが色気。そして本当の色気は年を取るに従い備わるはず。色気をエロスと呼んでもいいが、それを備えた人は女性でも男性でも大変魅力的だ。若い人の色気は若さの特権として外見から発散されるが、年配者の色気は経験の積み重ねで内面から醸し出される。年配者からエロスが枯渇し、年と共に醜くなるとしたら本当に残念。