尊敬する元気な高齢者たち

 先日、起床した後たまたまテレビを点けたら、ニュースで広島県の現役ボディビルダー金澤利翼(としすけ)さんが紹介されていた。過去マスターズで15回の日本一を成し遂げ、現在16回目を目指しトレーニング中という。

 驚きは金澤利翼さんの85歳という年齢、筋骨隆々でとても若々しく、ホント信じられなかった。金澤さんの目標は選手権で優勝することは勿論だが、120歳まで生きることだとさりげなく言う。

 金澤利翼さんを見て、つくづく自分のみみっちさを自覚。私は102歳で死んだ母親より長生きすることがせめてもの親孝行と思い、105歳まで生きることを目標としていたが、もっと大きな夢を持たなければダメだと痛感、私も120歳を目指す。

 医者として105歳まで生きた日野原重明さん、フィットネス・インストラクターとして活躍する91歳の瀧島未香さん、この二人を現在とても尊敬している私だが、三人目としてボディビルダーの85歳金澤利翼さんを加えたい。

 もちろん、スキー冒険家の三浦雄一郎さん(89歳)や海洋冒険家の堀江謙一さん(84歳)も大変尊敬している。登山家で女性初のエベレスト登頂を成した田部井淳子さんが2016年にわずか77歳でこの世を去ったのはとても残念だ。

 さらに、9月19日(月)NHKEテレ敬老の日特集」に登場した91歳の細井恵美子さん。彼女は70年以上介護の仕事に携わり、今も現役で活躍中で、施設内での細井さんの立ち居振る舞いには本当に感心させられる。

 そう言えば今年の8月下旬、笹本恒子さんが107歳で亡くなった報道を目にしたが、彼女は日本最初の女性報道写真家として知られている。5年ほど前に金沢21世紀美術館で笹本さんの写真展覧会を鑑賞した。

 今年、日本で100歳以上は9万人を超えたというから、70代や80代なんてまだまだ若造ではないか。有名無名を問わず、活躍する高齢者を見ると元気が出る。現在68歳の私などようやくヨチヨチ歩きを始めた幼児みたいなもの。