それでも生きなければ

 2020年度の幕が開けました。新年、あけましておめでとうございます。年明け後の天候が危ぶまれましたが、寒いとはいえ朝から陽が差すこともあり、まずまずです。かなりの雪が降るはずだったのに天気予報は大外れ。たとえ雪は降っても積もりそうにありません。今年も雪の無いお正月を迎えたので、北陸金沢ではこれが普通になるのでしょう。

 正月三が日は昼間からお酒を飲んで雑煮を食べ、その後は届いた年賀状に返事を書く。これが毎年のパターンですが、年賀状の届く枚数が年々減りつづけ、いずれ誰からも届かなくなるかもしれません。それでいいのです、年賀状はあまり好きじゃありませんから。

 今年はカレンダーの関係から世間が本格的に始動するのは今日6日の月曜から。それで私も正月気分を延長、5日の日曜まで昼からお酒を飲みながら雑煮を食べてました。年末年始など、じつは私は物事をハッキリ区切るのは好きじゃなく基本的に普段通りの生活をします。しかし全く意識しないわけじゃなく、大袈裟にしたくないだけで、世間に逆らうように完全に無視するのも嫌いです。

 さて、今年最初の朝刊(3日)の社会面で世界最高齢の女性の記事が目に入りました。福岡市に住む田中力子(かね)さんという女性でなんと117歳。2日に誕生日を迎えたそうで、元気に喋るし食事もぺろりと平らげるし、老人ホームでは皆を励ます母親的な存在なのだそうです。

 私の母親は101歳になりましたが、この田中力子さんは本当にスゴイ! 尊敬する日野原重明さんも医者として現役のまま105歳まで生きました。長寿だけでなく元気なお年寄りを見ると勇気づけられます。田中力子さんや日野原重明さんの存在を知るにつけ、私も健康で長生きしたいと強く願わずにはいられません。

 私はこれまで日野原重明さんに倣って105歳まで生きることを目標にしていましたが、田中力子さんを知ってもっと上に修正します。私は健康を維持しつつ111歳まで生きることにしました(笑)。

 ところで、年明け早々、米国とイランで緊張が高まり戦争状態一歩手前になってます。世界中で第三次世界大戦の懸念が噴出し、この先いったいどうなるか不安と危機感が充満。大局的には、戦争、経済危機、格差拡大、人口爆発、自然環境破壊…日本だけ見ても、地震、台風、洪水、少子高齢化…個人的には、怪我、病気、孤立死…、いやはやとんでもないことばかり。ですが、なんとか生きなければなりません。したたかに生きることを学びたいですね。