どうしたらいいんだろう

 23日(日)の朝刊(北陸中日新聞)の一面、「廃プラ 受け入れ 県内 困難」の見出し。記事によると「大都市圏で処理しきれない産業廃棄物として出される大量のプラスチックを、各地方自治体が受け入れるよう国が要請、しかし今のところ承諾した自治体は無い」とのこと。

 あたり前だ、誰も他人のゴミなど欲しいわけないでしょう。自分で出したゴミは自分で処理するのが道理。地方で処理してもらおうなんて大都市圏は虫が良過ぎる、あまりに自分勝手で腹が立つ。

 どうしても原発や米軍基地の問題と重なる。原発は田舎に、米軍基地の大半は沖縄に、ゴミは地方に、というわけで構造はソックリ同じじゃないか。原発は即廃炉、米軍基地はNO!、ゴミは各地元で削減・再利用すべき。

 日本ではどの自治体も廃プラはなるべく焼却するようになったらしいが、これが二酸化炭素を発生させ地球温暖化の大きな原因になっている。一方、世界各地で川や海に捨てられた廃プラはマイクロプラスチックと化し生態系に多大な影響を与え、今現在非常に厄介な問題として人類が頭を抱えてる状況だ。

 ところで21日(金)夜の7時~8時の間、外出中に突然の豪雨に遭遇したが、これにはほとほと参った。いつものようにスーパーへ向かう途中で、豪雨だけじゃなく、強風が吹き、雷鳴も轟き、完全に足止めされ買い物は断念せざる得なかった。

 小降りになってから家に戻りローカルニュースで知ったが、遭遇した集中豪雨は一時間22ミリだっだそうで、私にはもっと降っていたように感じた。もし、これが50ミリだったらどうなったか、想像するだけで恐ろしい。記録的豪雨として最近報道される一時間50ミリ~100ミリがどんなに凄まじいかということ。

 梅雨とはいえ、シトシト小雨が降るかつてのイメージはなく、突然豪雨になったり、スカッと晴れて爽やかになったり、変化が極端で気候変動を実感する。そう言えば5月は真夏のような記録的な陽気が連日続いたし…。

 地球環境を守るため、今後は廃プラを安易に焼却するわけにはいかない、それを川や海に捨てるわけにはいかない、埋めることで大地を廃プラだらけにするわけにはいかない、かといって製造を中止するわけにもいかない…私たちはどうしたらいいんだろう。