深刻な問題

 「夫婦対等の関係を築けないことがセックスレスの原因」と昨日のブログに書いた。古い価値観のまま結婚しても形式だけ、中身はスカスカで、セックスにおいて男女、特に女性の悦びはほとんど得られまい。もし妻が夫の性欲の処理にされるなら、女性にとってこんな不幸なことはない。

 これまで人間社会の夫婦関係には男尊女卑がまかり通っていた。しかし、最近ようやく女性の地位が向上するにつれ、多くの女性が本当の意味で性に目覚めつつある。
 
 新聞記事には、セックスに積極的になれない理由として、女性が「面倒くさい」、男性が「仕事で疲れている」が圧倒的に多かったと載っている。これはどういうことかは説明するまでもないだろう。女性にとってはいつも男性の排泄処理にされるのは面倒だし、男性にとっては(女性も)長時間死ぬほど働かされクタクタに疲れてる。

 まだまだ男女差別が蔓延し、社会に格差が広がる現状では、男性も女性も満足の得られるセックスなどできるわけがない。子供の数が減少するだけでなく、セックスレスは非常に深刻な問題を孕む。

 ところで男性は成長しているのか? 人間にとって重要なことは、肉体的生理的に成長するだけでなく、社会的にも成長しなければならないということ。冷静に見るなら、女性に比べ男性はかなり社会的に成長が遅れており、未だ男性全般は本当の意味で性に目覚めていないのでは?

 トランプや安倍は幼児期から成長が止まった駄々っ子のようで、そんな男性が一国の大統領となり首相であるのが世界の現実である。トランプは力があれば「美人にはなんでもできる」と自惚れてるし、安倍は未来志向と口では言うが本心は「明治時代」に戻りたいだけ。

 これじゃあ真の男女平等など程遠く、男女対等のセックスはほとんど無理である。セックスレスが増えるのは当たり前といえば当たり前だ。